神の申し子

□神の申し子 三章
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「あっ!みんなごめん、ベアの所に落し物して来ちゃったから先に行っててくれへん?」

「蜜柑、一人で教室帰ってこれるの?」

「んー、多分大丈夫やで!じゃあまた後で!!」

蛍達に言葉を返される前に急いで立ち去る
俺のことを追いかけようとしていたが蛍が止めたらしくそのまま帰って行った

北の森に1人になった俺
テレパシーのアリスで『夕闇』に連絡を取る

「もしもし『夕闇』?アリス学園に無事入学できた。それで悪いんだが『夕闇』にもこの学園に来て欲しいんだ。あぁ、今すぐ。これから初等部校長に挨拶しに行こうとしているんだ。『暁』としてな。だから『夕闇』にも手伝って欲しいんだ。頼めるか?」

俺がテレパシーのアリスで話しかけたらすぐに声が返って来た。
電話のような感じではなく頭に直接響くような感じというのだろうか。人に聞かれたくない時に使うのは便利だ。

『私にとって暁様のいう事は絶対ですよ。分かりました、では今行きます。隣り注意してください。』

直ぐに横にずれる。
するとさっきまでいなかった『夕闇』が瞬間移動のアリスで学園に来た。

「ここでいうのもなんだが...おかえり『夕闇』。」

その言葉を聞いて『夕闇』は嬉しそうに笑う。

「ただいま帰りました、暁様。」
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