歌劇小説
□バカップル警報
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「ねぇ〜…また、工さんが和樹くんの餌食になってるよ」
「うわぁ〜、見てみあの工の顔。今にも泣き出しそうな感じやで…」
遠くからDSをしながら見守る4人
「全くこっちの身にもなってほしいよね」
「ホントだよねぇ〜」
「タクヤ、タッチペンが曲がりかけとるで〜」
「ちょっと晃二君、ギガインパクトしないでよ」
ポ●モン!?
「でもさぁ〜、ホントに悔しいよね。龍さんは俺が付き合いたかった」
「俺だってそうだよ。あんなに蝶よ花よと育てた龍くんが……あっ、ガブ●アス死んだ」
「お前が育てたわけやないやん。でも、不覚やったやわ、和樹は天然魔王やからな」
「あれは効いたね。いつの間にかくっついてたもん。っていうかケンケン悔しそうに波動弾うつの止めてよ」
会話をしながら工の方を見ると
「でさぁ〜、龍が『これ和樹に似合うんと思って』って、真っ赤になりながら言ってくれたんだよvVもう、思わず俺その場で抱き締めちゃったよvVvV」
まだ和樹のノロケ話に付き合わされていた
「ねぇ、工くん死にそうな顔してるよ」
「ほんまや。」
「うわぁ〜、聞きたくないのに聞こえてくる会話が嫌」
「うん。なんか砂糖を直で一袋食べた気分」
矧テったる!!
そんなみんなの事は知らず、ノロケ話はもっとヒートアップ
「それで、俺お返しに龍に銀のネックレスプレゼントしたらさ、『ありがとう』って言ってキスしてくれたんだよvVも〜可愛くて可愛くて俺嬉しくてさぁ〜vV」
「そっ…そうなんだ……(バタッ)」
「「「「あっ、死んだ」」」」
工、ノロケ話に耐えきれず気絶
「工くん御愁傷様」
4人は心の中で手を合わせた