宝物
□どっちが大切?
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「ここが氷帝いぁ〜。でいいなぁ・・・(ここが氷帝かぁ〜。でかいなぁ・・・)」
平古場は口をあんぐりと開け、その大きさに呆然とした。
「平古場クン。みっともないですよ」
「永四郎だって、びっくりしばだろ?」
「若から聞いてましたから知ってます」
「いつの間に!?」
そんなことで騒いでいたら知念が何かに気付いた。
「永四郎・・・」
「比嘉中の連中がこんなとこでなにしてやがんだ?アーン?」
「跡部クンですね・・・。はじめまして、木手と言います。若はどこに居ますか?」
「・・・日吉になんのようだ?」
「あなたには関係ないのでは?」
不穏な空気が流れ始めたと思うと、跡部の後ろからなつかしい声がした。
「永四郎さん!!」
「若やぁ!!」
答えようとした木手をさえぎり、甲斐が飛び出し、日吉に抱きついた。
「ちょ・・・裕次郎さん・・・」
いきなり飛びついた甲斐にびっくりしつつも、日吉は嫌がるそぶりは見せなかった。
「・・・どういうことなんだ?」
「さぁ・・・」
比嘉中が来ていて日吉を呼んでいると聞き、日吉を連れてきた宍戸と鳳は頭をかしげた。
「あれ?言ってませんでしたっけ。俺、小さい頃古武術の関係で沖縄で修行しててその時一緒に修行してたのが比嘉中のみんななんです」
「初耳やで・・・」
日吉の発言にただ驚く氷帝メンバーだった・・・