歌劇小説

□声が聞きたい
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『声が聞きたい』荒鯨

荒「…うぅ…ぐずっ……鯨ちゃん…。」

柳「…ウザイね。」

鈴「ここまで来るとね。」

D-BOYSの撮影の合間、隅っこでくずり出す荒木。

足「今度は何なの?前は鯨ちゃんが捕られるとか騒いでたけど。」

城「六角公演始まったじゃん?前にもまして公演数多いから会えないらしいよ。」

加「電話すればいいじゃん。」

荒「疲れてんのに出来るわけないじゃん!!」

柳「あっ、復活。」

足「なんだ元気そうじゃんか心配して損したぁー。」

荒「俺と鯨ちゃんは気軽に会えないの!!いつも一緒なお前とは違うんじゃい!!」

鈴「悲しいね〜(棒読み)。俺達はいつも一緒だもんね、おーちゃんvV」

足「ねぇ〜vV」

荒「キィィー!!むーかーつーくぅ!!!!」

城「はいはい煩い。…んっ?」

柳「城たんどうしたの?」

城「あっ、相葉ちゃんから電話だ。もしもし相葉ちゃーん?元気?……うん。……へぇ…ほぅ……ふんふん……珍しいね。」

全「??」

城「困ったもんだねぇ。そっちは可愛げあるけど、こっちは無いんだよね…。うん、今替わる〜。荒やん荒やん荒やん荒や〜ん。」

荒「ウルサいわ、何やねん!!」

城「はい、相葉ちゃんだよ。」

自分の携帯を荒木に差し出す。

荒「?…もしもし?」

不思議に思いながらに電話出る。しかし、電話の向こうから聞こえて来た声は一番聞きたかった……。

鯨『もしもし荒木さん?』

荒「くっ……鯨ちゃん!!」

鯨『久しぶりですね。いきなり迷惑でしたか?』

荒「全っ然!!むしろメチャ嬉しい!!」

鯨『良かった。』


柳「……青いねぇ。」

足「春だねぇ。」

鈴「まぁこれでしばらくは大丈夫そうだね。」

荒「あのさ、公演が終わったら…会えない…かな?」

鯨『もちろん良いですよ。荒木さんの予定は大丈夫なんですか?』

荒「俺なんて大丈夫!!いざとなったらDボの撮影キャンセルするし!!」

全「待て待て待て待て待てーー!!」

まだしばらくは荒木に振り回されそうです。


その後、六角公演が終わってから念願の再開を果たした2人ですが……

荒「鯨ちゃんに会いたいよぉー!!!!」

鈴「うるさいよ!!こんなとこでまで病気(会えないとだだこねる病)になんないでくれ!!」

新たな仕事が入り、また会えなくなった為に、共演中の鈴木はまだまだ苦労しそうです。




END
 

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