歌劇小説
□愛犬と天然と嫉妬と…
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「やっ…あはは。コッコラ〜。」
久々の里帰り
恋人の龍を家に招いてみたけど…
さっきから龍は俺に構ってくれへん…
《愛犬と天然と嫉妬》
「メル〜、くすぐったいって」
龍はさっきから、メルに構ってばかり…
「ん〜、ふわふわだねぇVv」
そりゃあ、大好きな奴が構ってくれへんのは
正直
メッチャ寂しいし、堪えるわ……
「メル大好きvv」
とっ…とりあえず落ち着け
そっそや!
メルは妹みたいなモンなんやから…
龍が妹に懐いとるって思えば……
『チュVv(メルが龍之介の口に触れる)』
『ブチッ』
「おわぁ、メルとキスしちゃったよ健ちゃん。……健ちゃん?」
メルを抱きながら近づいてくる龍
さすがに腹立ったわ
「どうしたの健ちゃん?」
龍が首傾げて聞いて来たけど
「龍なんてもう知らん!!」
『バタン!!』
乱暴に部屋から出てった
「………健…ちゃん……?」