Poem

□本能のままに
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哀しくて苦しくて仕方ないなら
涙を零してしまえばいい
気持ちが堕ちてしまうなら
地の果てまで堕ちてみればいい

一人の時を好きに過ごして何が悪い
偽りの笑み貼り付けて
心欺く必要が何処にある
本能のままに泣き叫べ
不可視の傷から流れる血
すべて洗い流すが如く

血が止まったら前を向いて
不可視の傷から目を逸らそう
不可視のカサブタ剥がさぬために

そして笑おう 思い切り満面の笑みで
本能のままに癒した傷は
いずれ忘れ去られていくから
 

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