Poem

□道
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何処までも続いている道を
ただ眺めていた
歩み出そうともせずに
立ち止まって
屈みこんで
考え事ばかりしていた

歩み出したら 何かを失くすんじゃないかと
恐れていたから
その場で考えて
空想に耽っている方が楽しかったの

ある日何かを失くして
それからはあっと言う間
何もかも失くしてしまった

私はそっと踏み出した
初めての一歩を
もうすべて失くした
ならばこれから何を失くすのも一緒だから
歩み出す

そこに居るだけでは失くすだけ
歩み出したら 何かを見つけられるかも
そんな淡い期待抱いて
続く道を歩み行く
 

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