Poem
□走れ
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待ってと言っても待ってはくれない
時の流れに逆らうことは出来ないから
だから走る 追いつきたくて
その背に触れたい一心で
いつだって私は待っていた
何も得ることは出来ないのに
私は待つことしか知らなかった
そんな私だから
貴方はあっという間に私を引き離した
走れ
その瞬間に聞こえた声
憧れで終わらせたくなくて
想いのままに 私は走る
走れ 息が出来なくても
走れ 足が痛んでも
走れ 決して立ち止まるな
走れ!
私は走る 必死で
何としても追いつきたくて
貴方のいるポジションに いつか追いつけると信じて
私は 走り続ける