ミニブシ絵本

□ミニブシ劇場−浦島太郎物語?−
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光成くん「おい!貴様を1両で買い取った。この1両は貴様の貸してやる。これから、俺の屋敷に来て働いて返してもらうぞ」
政宗くん「待て!!助けてもらったお礼に、わしの故郷の竜宮城に連れて行ってやる」
光成くん「竜宮城とやらは、貴様が1両を返し終わったあとだ。利子はトイチだからな」
政宗くん「トイチとは酷すぎるぞ!!竜宮城に行けば、すぐに金は返す!」
三成くん「竜宮城に行けば、すぐに返せるのだな。…仕方ない、竜宮城に行ってやる」
政宗くん「準備をするから待っていてくれ」


三成くん「いつまで、このままでいないといけないのだ」
政宗くん「もうすぐ竜宮城だ」
三成くん「鈍間だな。これだからカメは…」
政宗くん「(助けてもらったとはいえ、何と我侭な奴じゃ)」


秀吉くん「ウツボ。鱧鍋はまだか」
清正くん(ウツボ)「もう少しで、完成でござる」
政宗くん「只今、戻った」
秀吉くん「おぉ。カメ!帰りが遅いから心配いていたぞ。どうしたのじゃ。その客人は」
政宗くん「わしがいじめられているところを助けてもらったのだ」
秀吉くん「カメを助けていただき、感謝いたす。わしは、この竜宮城の主。」
三成くん「いや、そんなたいしたことは…」
秀吉くん「ウツボ。客人におもてなしの準備を」
清正くん「御意」


秀吉くん「三成殿。カメを助けていただいたお礼に、宴の席をご用意した。ゆっくりしていって下され」
三成くん「これから、すてーじで何が行われるのだ」
秀吉くん「海に住んでいる仲間達のしょーがはじまるでござる。楽しんでくだされ」


慶次くん(ロブスター)「これから、俺が特別な舞を披露するぜ!」
清正くん「ま、まさか!あれをやるのではないだろうな…」
慶次くん「ウキー!!ウキッウッキー!ウキャキャキャ!!ウッキー!!」
三成くん「(これは……猿まね…だな。笑って良いのか…これは!)」
忠勝くん(うに)「主人が猿に似ているからとって、目の前でやるとは!!」
幸村くん(タコ)「ロブスター殿、これはいくらなんでも、不味いでござるよ」
秀吉くん「あはははは(笑)上手いぞ。ロブスター。このロブスターは、傾くのが得意なのじゃ」
三成くん「はぁ…(俺は一体どうすれば…)」
慶次くん「どうだい?俺の舞は」
三成くん「いや、その…似ていた…」
慶次くん「喜んでもらえてよかったよ」
家康くん(クラゲ)「では、わしも一つ舞を披露いたしましょう」
三成くん「(この、クラゲやるな。舞の一つでこの場の空気を変えてしまった。俺も見習わなければ!)」

それから、光成くんは楽しいひと時を過ごしました。そして…。
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