奉献之文
□画蛇添足の老婆心
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「慶次のは最早国崩し…いや真田丸級であろう」
「殿ーっ!?殿が洗脳されたっ!!兼続殿の仲間入りなさってますよ殿!!」
「五月蝿い左近。(腕ちぎり)」
「痛!地味に痛い!!」
「では我等は退室させてもらう。引っこ抜くなり突っ込むなり、好きにしろ」
「殿が下の言葉を口にっ!!」
「インディアンデスロックかけるぞ。左近」
「おうよ!愉しませてもらうぜぇ!!!」
慶次は兼続の腰に手を回し、兼続の制止を無視し力任せに壁からの救出作業に取り掛かる。
「痛だだだだ!!!駄目だ慶次、頭の前に私の首が……!痛ぃい!!」
「うおりゃぁぁああああっ!!!!(フルパワー)」
「痛ぁぁああああっ!!!!やばいやばい!!このままでは飛頭族になってしまう!!」
すぽん
「はぁはぁ……礼を言う慶次…!?な、何故私のお洒落陣羽織を脱がす?…」
「何故ってそりゃあ……」
「駄目だ駄目だ!『愛』陣羽織には愛!兜には義が詰まっているのだ…て下はもっと駄目だ慶次ぃぃいい!!!!」
「前田慶次!!義によって兼続殿にお味方致ーーーすっ!!!!」
「ぎゃーーーっ!!!助けなどいらん!!三成の罵倒の方が助けに…!!!」
「愉しもうぜーーーーーっっ!!!!」
「いやぁぁああああああっ!!!(絶叫)」
いつの時代にもお節介な奴はいるものだー
奴らのお節介は多少違えど皆、
行き過ぎて、親切が逆に仇となり己の身に降り懸かる事。
老婆心は蛇足他。
激終!!!
次頁後書き
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