奉献之文
□画蛇添足の老婆心
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「アンタも難儀な御仁だねぇ」
「慶次!共に来てくれ!!まずくなったら迷わず私の頬をー…えぶはぁあっ!!!」
「はっはぁ!(笑)」
「早い!私が合図したらだ慶次!!」
「…これは俺の勘だが顔の判別がつかなくなるぜ?」
「……よし!行くぞ慶次っ!!!」
「無視した!?」
−−−−−−
「……わざわざ佐和山まで何しに?」
佐和山城の大広間で対面した城主、石田三成は客人である二人を柳眉を潜め到底歓迎とは思えない表情で迎えた。
「…兼続、貴様何時から頬袋なんてつけた?」
「殿、頬袋は付けたり外したり出来るもんじゃありませんよ。それにあれは頬が腫れてんですよ」
「左近、…分かっている」
「三成ぃーっ…がばはぁっ!!!」
兼続は三成の横を飛んでゆき、三成の背後の壁に突き刺さった。
「!?ささ左近ーーっ!!!兼続が!!飛んだ!!(抱きしめ)」
「殿!(ドキ☆)大丈夫ですよ。慶次殿何を!!?」
「兼続に頼まれてんだわ。殴って欲しいってな」
「SM!?SMプレイ!?それにしちゃあSがMに勝っちゃてるでしょう!!むしろバイオレンスプレイでしょ!!!それ!」
「左近〜左近〜(泣)」
「ホラ!うちの子…じゃなかった。うちの殿怯えちゃったじゃないですか!!」
「∞£‡¶∵♂!!」
「ぎにゃーーっ!!?何か言ってる!手足わさわさ動いてるーーっ!!!?」
「殿!落ち着いて……つかその前に左近が墜ちそ…」
三成の、細いながらも秀吉を片手で持ち上げると言う芸当を披露した腕がきつく、(無自覚)左近の首を絞める。
「と、の…やば、」
「!左近!泡吹いてる!蟹みたいだな!(きゃっきゃっ)」
「£∞※♪!!」
「兼続が『慶次!合図を出してからと…その前に頭を抜いてくれ!!』と言っている」
「良くわかりましたね」
「何となくな。」
「じゃあ粋に引っこ抜くか!!」
「いや、五月蝿いからそのままで良い」
「¶♂◎!?(※三成ゃぁあ!?)」
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