駄文

□桜、散ル華。
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まさか、
嫌な予感が的中した−






地をしっかりと踏む、三成の足、回りに散らばる縄。





目の前にいるのは人ではない、










怒りと羞恥と言う拍車をかけられた獅子−…




−獅子の戒めは今
解かれている−




「…幸村…退いていろ…巻き込まない自信は…無い。」

「は…はい。」







手に持っているのは、いつもの優美な扇では無く…


島津 義弘が第三武器−豪打破砕−


ねねに後から報復されようと、
今この二人を生かしておく事は出来ない。


「三成!何故お前がその武器を持っている!?」

「島津が…要らなくなったから、護身用に持っていろと…。」
三成が回りから色目で見られているのに気付いた島津義弘が、己の貞操の危機に使えと、渡していた。




「落ち着いて下さい。殿。」

声が震える。まずい−

「言いたい事はそれだけか?」








細腕で大槌を構える。「…辞世の句は……詠まんで良いのか?」


「ぎゃぁああ!!!」

どすん、鈍く重い音が四度響いた頃には大木の桜が丸裸になっていて、
その桜の根本には大きな池ができたとか。





後書き
◎兼続…変態過ぎ…。兼続さんが掲げていた「愛」は愛染明王からきているという説があって、その愛染明王は愛欲を悟りに変える神様らしいんですが…うちの兼続さんは愛欲の塊…。
後、うちの義弘じいさんは、ぎんちゃんと三成様を愛孫のように可愛がっています。 つか時代考証無視で、プレイやらの外来語がでてきてすみません。
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