其ノ弐
□小咄詰め
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不義者と呼ばないで・2011-05-08
清正が揺るぎないマザコン、そして殿がただの酷い人でもかまわんよって方は宜しくお願いします↓
三「うわ、何だこの部屋」
清「驚くな、馬鹿。今日何の日か分かってんのか」
三「古今東西の美味珍味を集めた食卓にお花飾りにカーネーションの花束…俺の誕生日か」
清「お前どんだけ自信過剰なんだよ。お前の誕生日何かなめたけにご飯で充分だ」
殿「そこはなめたけではなくごはんで○よにしてくれ」
清「海苔でいいのかよ。今日は皆が待ちに待った母の日に決まってるだろ全く」
殿「いや、多分というか確かな自信に溢れてるんだが、母の日を待ちに待っているのはお前とマザコンだけだぞ」
清「いや、本当母の日を考えた奴…御方は偉大だな。普段抑えているおねね様への感謝の気持ちを余さず伝えて良い日何てもう吉日以外の何物でもないな」
殿「あれで抑えてたのか。もう感謝の気持ちを余さず伝えるお前が気持ち悪い事が想像出来るから帰っていいか」
清「ただでは帰さん。おねね様に祝いの品を置いていけ」
殿「何だ貴様。マザコンの上追いはぎか。最悪だな。嫁来ないぞ」
清「いい!おねね様が俺の嫁でもあるからな!」
殿「急に元気になるなお前のマザコン力は無制限かインフィニティか」
清「女は沢山いるがお母さんは一人だけだ…ふ、お前も左近を大事にしろよ」
殿「よし、兼続にも薦めた病院お前にも紹介するからな。何でそこで左近の名前が出る」
清「お母さんだろ、あれ。俺のお母さんセンサーが反応してた」
三「本格的にお前と同じ釜の飯を食べていた事を後悔してるんだが…
朝俺を起こして、朝ご飯作って、執務を手伝ってその合間に俺の大事なひ○にゃん褌を手洗いしてくれて、布団干して俺の体調を常に気遣いオヤツを少々食べ過ぎた位で怒ったりチャーハン作ってくれたりするが…」
殿「お前がお母さんだなんてそんな事ある訳ないよなぁ?いよいよあいつも末期だとは思わんか、左近」
左「ええ…そうですね(遠い目)」