企廓書庫

□非日常的日常
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「…悪いな、毎日送らせて」


「おや…まさか三成さんからそんな殊勝な言葉を貰えるとはね」


「茶化すな」


「すいません、けど御礼こそあれ謝らないで下さいよ。家だって近いんだし……それに、ねぇ?」


「にやにやするな。ただのオッサンにしか見えないぞ」


「今日は特に腰にキてるんじゃないですか?」


「……!何を!あ、あんなもので立たなくなるような軟弱な体ではない…!いやらしい奴め!!(ツン」


「へぇ、じゃあ今日はもっと激しくしても良いって事ですかね?(ニヤニヤ」


「ばかもの…!(デレ」


朝から三成と左近がどっぷり薔薇色サコミツオーラを振り撒いていたその時、







「神聖な学び舎でむせ返るような馬鹿ッポーオーラを散布するとは…不義ぃぃぃい!!(左近の車に着地」


「いやあああ!!!俺の車のボンネットが紙屑のようにごしゃごしゃにぃぃ!!!?」


「兼続貴様、空から降ってくるとは烏賊からとうとうスカイフイッシュ(※空を高速で飛ぶというUMA)に転向したか」


「朝から何たる破廉恥かつ不義な会話をしているのだ!!」


「ああ、不義だと言うのならその中学男子が道端でエロ本拾った時に出すような鼻血を止めてみろ、この下足以下の屑野郎が」


「くっ…!酷い!!もういっか「コンパスの針で指の股を刺されたくなければ今直ぐ黙れ」


「そんなつれなさも私への愛と勝手に自動変換してしまうぞ☆三成」


「その前向きさと打たれ強さをどこか違う方向へと向けられんか。本当極論から言うとキモいのだ。お前は」


「泥の中で美しい蓮が育つように私にとっては汚い罵りの言葉こそが栄養源なのだ☆☆」


「分かったから早く先生に謝れ。見ろ、ぼったくりバーから命からがら逃げて来て真っ白になったサラリーマンみたくなってしまっているではないか」


「俺の…車…(泣」


「大の大人がメソメソ泣くなっ!!修理代なら兼続が身売りしようとも稼いでくるから!!」


「はは…そんな事されたら先生明日から名前の後ろに先生じゃなくて“容疑者”がつけられますから気持ちだけで結構ですよ(泣)」




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