駄文

□突撃!隣の愛☆御飯!
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夕暮れ時、人々は恋しい我が家へ家路に着く頃、
背中に『愛』を背負う熱苦しい男が時代考証を無視して(そもそもここの管理人に時代考証に沿う話しは無理無理)マイクを持つ。因みにカメラもある。


「皆さん今晩和。愛と義の解説者、直江山城とは私の事だ!」


カメラマン・護衛兵−見返らないで下さい。グラビアじゃ無いんだから−


「今週もやって来たぞ!三成!!『突撃!隣の愛☆御飯!』の時間が!!」


護衛兵−私事に公共の電波を使わないで下さい−


「えー…前回は豪華絢爛大阪城で撮影中に本気夫婦喧嘩(奥方一方的)が勃発。残酷表現含んで放送にならなかったのだったな」


護衛兵−そうでしたね−


「今回はその様な事が無いように毘沙門天に祈りながら行ってみよう!義と愛だ!!(巨大しゃもじ握り)」


……………


「何々…今日の一軒目のお宅は『真田邸』…幸村の家か!!」


護衛兵−みたいですね−


「幸村ーっ!!(叫)」


護衛兵−愛と義の戦士にも関わらずインターホンを押さない傍若無人っぷり!!−


勢い良く玄関の戸を引き、足を踏み入れた瞬間。


「ぎゃああああ!!!」


天井からは竹槍が。横に回避すると壁がどんでん返し(刺付き)。

「ぐはぁ!!(綺麗に回転しながら飛)」


護衛兵−兼続様!?兼続様ーっ!!!−


「はーい」


護衛兵−え!?これがインターホン代わり!!?−


奥から出て来たのは赤備えの鎧を着けた若武者、真田幸村その人であった。


「幸村…突撃!隣の愛☆御飯!だ(ぼろぼろのしゃもじ見せ)」


「えぇ!?本当ですか?TV…わ、わー!お館様に報告しなくては!」


護衛兵−血まみれの知遇は放置でいらっしゃいますか−


「え?…あ、すみません!(焦)またくのいちの悪戯だな」


「幸村ー…これは悪戯では済まんぞ…殺人未遂だ…」


「よく注意しておきます」


「そうしてくれ」


護衛兵−注意程度で納得してしまうのですか!?馬鹿だこの人!!−








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