05/14の日記

23:50
夏を先取り
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地元の小さな弁財天が、十三年に一度の大祭だというので



仕事帰りに覗いてきました。





今夜は宵宮。





参道に屋台が七つも並べばぎゅうぎゅうで



こじんまりとした社は、いつものひっそりとした様子から一変



派手ではないけど、お参りに行列ができるほどの賑わいで、びっくり。



神輿も出たので、五月だけどもう夏を先取りの気分です。暑かったね。







高校生の時からしばらく、地元の囃子(はやし)保存会で



祭ばやしの笛や太鼓、神楽奉納に参加していたんですけど



当時、お世話になってたジイサマ達が神楽殿で囃してた。





ああ、少し老けられたなぁなどと、しみじみしつつも挨拶してみました。



お久しぶりです、おぼえてらっしゃいますか、と。





そしたら痩せたくちもとをフガフガさせながら、神楽殿から手招きしてくれた。







うれしくなってね





もうちょっと声が届くようにと背伸びしたら





ジイサマも近寄ってくれて





舞台上からナンか取りあげてくちに放り込んだ。





「おおう、何やってんだこんなとこで」





声をかけてくれたジイサマの顔は、あんまし以前と変わらないぐらいに復元された。









そっちこそナニやってんだ







舞台の真ん中に入れ歯なんぞ放置しておくなや



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