戦乱の世

□大谷の屋敷から 危険な…
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(さてどうしたものか)
風呂を勧められ、入ったまでは良かったのだが…
(なぜ服がない…?)
「吉継!私の服を知らないか」
大声で聞いてみたものの、後から考えると子供っぽくて恥ずかしい。
「分かりませんが…
 どうなさったのですか?」
聞き返されどうしたものかと、考えているうちに足音は直ぐそばまで迫っていた。

それにすら気づかずにただ立ち尽くしていると、いきなり目の前のドアが開いた。
「吉つ///」
裸のままドアの前に立っていると、それを開けた吉継と目が合った。

「三成///
 何があったか知りませんが、私の服でもよろ しければ…」
目をそらし気味に言われ、さらに恥ずかしくなったが、さすがにこのままでいるわけにはいかず借りることにした。
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