Request作品
□響き合う
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「疲れた〜…」
「部屋決めよ〜ぜ〜?」
ホテルのエレベーター内。
3つの鍵を囲んで悩む。
「…どうする?兄さん達で決めてよ…」
5階で止まったエレベーター。
「じゃ、何かあったら連絡しろよ〜…」
マネージャーが鍵を振りながら降りていった。
「1つだけ8階だ…」
俺が呟いた直後、誰かの手が肩に乗り、その鍵を取った。
「俺とジュノは8階。」
肩に乗った手を辿っていくと、ジュンス兄さんだった。
「じゃ、僕達はこっち。ウヨン、一緒でいいよね?」
「うんっ!!」
クン兄さんはウヨンの荷物をさりげなく持った。
「俺達もそれでいいな?チャンソン…」
7階で止まり、4人が降りていった。
「じゃあ、また明日ね♪兄さん、ジュノ!!」
元気のいいウヨンに手を振って、4人の背中を見送った。
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