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□意地っぱり
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…と、言うことで。

みんなの予定が合った
ある水曜日。

隣町の遊園地。



「わあ〜、ルーシィ!
空いてるね〜、平日に来て良かった〜!」

わくわくと興奮ぎみに話しかけてくるリサーナ。


一方、あたしには
少し不安があってー…。



「おいこら。なんで俺がてめぇなんかと一緒に遊園地来なきゃ行けねぇんだよ、くそ氷。」


「あ゙あ?そりゃこっちのセリフだ、くそ炎。」


…そう、その悩みは
私たちの後方を歩いてる男共二人…ナツと、グレイ。

この二人が仲良く遊園地なんて…。


「あ?やんのか?」

「てめぇこそ、やんのかよ?」


…やっぱ、無理。


リサーナは「二人は、ケンカするほど仲が良い」って
思ってるし、
二人を止めるのは実質、あたしの役目なわけで…。


「…開け巨蟹宮の扉、キャンサー!」


キャンサーを引き連れて
ケンカを始めた男共に告げる。


「ケンカするのやめないと、キャンサーに二度と外出て歩けない髪型にしてもらうわよ!!」


「「…あ、あい。」」


意外にも男共はすぐに
ケンカをしていた手を止めた。


キャンサーの手によって
可哀想な髪型にされた人達を
さんざん見てるもんなー、
これ案外効くわ〜!
とあたしが思わぬ収穫を得ることができたところで
リサーナから呼び掛けられる。



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