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□冬の日
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「う〜!寒い〜〜〜!!」



12月下旬。
午後6時半。

いつものギルドからの帰り道。


外はずいぶん前に、すっかり陽が落ちてしまって
あまりの寒さに家へと帰る足も早まる。


ホロロギウムを呼ぼうかしら、
などと無駄な魔力の消耗をするだけの虚しい案も頭をよぎるほどだ。





早く部屋に入って温まりたい一心から
アパートの階段を一気にかけ上がり
勢いよく帰宅する。



「…寒っっ!!!」


人が不在の部屋の悲しいところ、
一日中空けた部屋は
外の寒さに影響されて
外よりはマシだが、かなり寒い。




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