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□教えて。
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なんで、ルーシィがここに来たのか、この席に座ったのか気になったから

ルーシィのアイスコーヒーが届いた後、口を開いた。


「おい、ルーシィ。ナツと言い合いしてるんじゃなかったのか?」

「あ!うん、もうそれは終わったの!」

「ふ〜ん、じゃあ何でこの席に?」

聞いた瞬間、ルーシィの頬が少しそまったのが分かった。

「…え!?別に!?なんとなく喉乾いたな〜って!!あ、あと!ほら!さっきあたしがナツと言い合いしてたときにグレイこっち見てたから何か話があるのかな?って思って!!」


一気にまくし立てるように説明したルーシィに

「ふ〜ん。」とだけ返す。


ルーシィの方を見てたこと気づいてたのか…。
ふっ、そのときの俺、それはそれは微妙な顔してただろうな。


でも…、と思う。

これはさっきのことを聞くチャンスなんじゃないか?

思いきって、訪ねてみる。



「ルーシィ…。なあ、ルーシィってナツのこと好きなのか?」


「は!?!?え、なんで!?!?」


まあ良いから、と
じっと、ルーシィを見つめる。


「…はあ。好きか嫌いかで言ったらあたしはナツのこと好きだけど。てゆーか、フェアリーテイルに嫌いな人いないし。みんな、好き。」


う〜ん、そういう意味の好き嫌いじゃねぇんだけどな…。と思ったが

"みんな、好き。"

その言葉で思い付く。


「へぇ〜、"みんな、好き。"ねぇ。」



「じゃあ、俺は?好き?」


ルーシィの琥珀色の瞳を見つめてそう問えば、

その瞳が動揺するように揺れたのに気付いた。


ばっとグレイから顔を背けるルーシィ。


「なぁ、俺は?」


答えをくれないルーシィに
再び問えば、

勢いよくこちらを振り向き、

「…好き。」

真っ赤な顔で、か細い声で
答えをくれた。




その火照った頬や
少し伏せた瞳、
ためらうようにだされたその言葉に
思わず顔がほころぶ。



「俺も、好き。」



胸のもやもやは
いつの間にか無くなっていた。




――――――――――

次はあとがき。


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