オリジナル小説
□優斗
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「」は優斗、《》は優斗が、心で思ってること
『優斗!!』
私がそう呼べば、「ん?」、なんて言いながら、こっちを振り返る。
『ねえ、今日さ、丘の上にある、桜…見に行かない?』
「桜?なんで」
『だって…』
だって、丘の上の桜が、満開の時に行って、告白すると、成功するっていう噂があるから。………なんて言えない…。
「どうした?」
『――はっ!!え、えっと、そう!!今日は満開だからさ、一緒にお花見なんか、どうかなぁー…なんて』
「なっ、そんな理由かよww」
『な、なによう!わ、笑うなー!!』
「―――いいよ」
『へ?』
「だから、いいよ、って、言ったんだよ。」
……や
『やったーーーーーー!!!!!』
「うわっ、うっさい……つか、そんなことで……って、聞いてねえし。」
優斗と桜が見れる!!こ、告白…出来るかな…?もし、できたら……きゃーーー!!!!////
「何、一人で百面相してんだ?」
『――はっ!!とっとにかく、約束、したからね!!絶対だよ!!わかった?』
「はいはい、わかりましたよー」
(楽しみだな〜、優斗と、桜が見れるなんてっ!!)
《あいつ、絶対、噂に影響されたよな……。丁度いいし、俺から先に告って、驚かすか……》
(ん?……優斗…なに、ニヤけてんだ?)
END