オリジナル小説

□妖動 神
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『』は神

『君は……誰?。』

そう、口から言葉が出た。無意識に出ていた。

「私?……私は……君だよ。神君。」

一瞬、わけが解らなくなった。……君が僕?……ありえない。おかしすぎる。だって、君は、女の子だ。双子?……いや、僕に双子は……いない。絶対、違う。……いや、違いたい、そう、思いたかった、だけかもしれない。
『……なんで、そんなこと言えるの。』

僕は聞いた。
彼女は、少し微笑んで、こう言った。

「あなた、だからだよ。」

少し、悲しそうな顔になって、また……いや、悲しそうに微笑みながら、また、言葉を続けた。

「……生まれるはずの、生きているはずの、もう一人の、あなた、だからだよ。」

そう、僕の目の前で言った。

………そして、彼女は……消えた……。

『………ありがとう……そして、さよなら、×××××(彼女の名前)……。』

そんな言葉が、自然と、僕の口から出てきた……。

END
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