☆Idol Dream☆

□第1話
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「いっそがなきゃっ!!」

ボイトレが終わり、
次の仕事に急いでいた私は
廊下の角で誰がにぶつかってしまった。

ドンッ!!!

「Σきゃっ!!」

「っ!!大丈夫かい!?」


差し出された手を取り
私は顔を上げた。


「す、すみませんっ!!!」


Σえっ!?

この人って、今大人気の…



「せ、Seshっ!!??」


思わずそう叫んでしまった私に、目の前のSeshさんは人差し指を私の唇に当てる。


「シーッ!
ここ建物内!静かにしないと!」

そう言われ我を取り戻し、
再度謝る春香を見るSeshは小さく笑った。


「クスクスっ)
じゃあ、僕は今からボイトレだからバイバイ。

君も今から仕事あるんでしょ?」


「Σあぁっ!!!
じ、じゃあさようならっ!!」

と、春香は慌てて廊下を
駆けて行った。



――――――――




「何やってるの?そんな所で」


「あ、Mei。やっと来たんだね。」


そう。

SeshはMeiを
待っていたのだ。


「ごめん。
雑誌のインタビューが長引いちゃって…」


「いいよ、そんなに待ってないし。

・・・ところで、来る途中肩に付くぐらいの茶髪の女の子とすれ違わなかった?」


「・・・うぅん。会わなかった。

・・・何?恋?」


「そ、そんなんじゃないよ!!

ただ・・・面白い子だなぁと思って」


もう!

こうゆう時だけ
よく喋るんだから…


「やっぱり恋じゃないか。
気づいてないだけ…」


「だっから違うってっ!!」



・・・このネタ長く引きずりそうだな。
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