☆Shugo Dream☆
□第一話
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白い部屋―
開け放たれた窓から入る
春の心地好い風が､この部屋と同じ白いカーテンをはためかせている。
その窓から見える何事もない
何時もの光景を傍観しているのは､この部屋に置かれた白いベッドに座っている一人の少女。
――｢アイモ アイモ ネーデル ルーシェ｣――
その少女が奏でる旋律は､
少女の外見と見合う程美しく･･･そして悲哀をもつ｡
――｢ノイナ ミリア エンデル プロデア フォトミ｣―――
突然旋律を奏でる事をやめ､
窓の外を傍観していた視線を
部屋の中へと移動させる―
そこには､いつの間に現れたのか､少女のしゅごキャラと思われし小さな銀髪の少女が空中を浮遊していた｡
―――おかえり。“ノワール”
どうやら小さな少女の名前は
“ノワール“というらしい｡
―――続き、歌って｡
ノワールの頼みを聞き入れた
少女は､再び旋律を奏でる｡
これが彼女達の日常･･･｡
そんないつもと変わらない
日常の中､少女は旋律を奏でながら過去の記憶を振り返っていた―