雪の面
□説明
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…。しばしの沈黙。
「1つ、条件飲んでくれれば」
「あら、てっきりもっとパニックになると思ったんですけど。」
あいにく、こーゆー性格なんで。
3つ子の魂百まで。
「それで、その条件は?」
「3つ、向こうの世界に持ってきたいもんがある。」
「何でしょう」
「1つ、手提げに入る量の本、
2つ、さっきの家宝、
3つ、うちんちにある日本刀」
1・本は手放せない。もはや活字中毒者。
2・証明
3・護身用
「はい、出来ますね」
「どーも」
「まあ、後3日、時間があるので」
「で、」 「どうされます?」
「まず、ナゼ俺がそっちの世界に行くのか」
「ハイ」