雪の面
□伝える、
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元就サイド
一方、男性組は
夢に好いているはいいが、我は今まで恋なんてものをしたことが無い。
やはりこういうのは人に聞くのがいいのか
善は急げ
ちょうどよく元澄がいた。
元就「元澄、恋について教えろ」
元澄「ハイ?」
<ボーイズトーク>
元澄「教えるが…何でまた?」
元就「いや…………」
言葉が出ない。
元澄「まあ、なんとなくは、わかるが。夢殿のことだろ?」
なん…だと?
元澄「もうこの際言ったほうがいいと思いますんで。お二人さんがそれぞれに恋してるなんて俺らから見ればバレバレです」
…………
詰んだ…
元就「恋という物はこんなに儚きものなのか…」
燃え尽きた…
もう一度、日輪をみた… かっ… た…
元澄「いや、ちゃんと人の話聞いてた?
2人がそれぞれに、って俺は言ったよ?」
元就「Σ!!?? それは真か?」
元澄「ああ、恋話好きの、めいが言ってんだから間違いない。『あれは恋してる女の目だった』ってさ」
フフフ…我に勝機あり。
元澄「んで? これからどうすんだ?」
元就「相手方の懐にうまく入り込み、うまくいったとこで………
いや、やはり向こうから来た時に一気に叩き込むか……」
元澄「いや、これ戦じゃないから。あ、でもめいが、恋は戦争と言ってったけ?」
恋は戦争。
戦況はいまだ不利。