SilverSoul
□3)異世界から
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近「この世界の…者じゃない…?」
土「どうゆうことだ?!」
きちんと順を追って説明しなきゃ伝わらない。
いや、説明したって伝わらないかもしれない。
それでも自分が愛して止まない銀魂の世界。それも真選組のこの人達だからと、自分に言い聞かせながら美羽は話す。
『私が元居た世界も、地球であり日本です。ここと違う事は沢山あるけど…。
こっちにもあるジャンプって雑誌ありますよね?私の世界にもあって、それに【銀魂】とゆう漫画があるんです。』
土「ぎんたま?」
『はい。銀色の魂―・・【銀魂】です。
―・・率直に言うと、今皆さんが居るこの世界を舞台にした“漫画”なんです。』
沖「え…?!」
近「それってーつまり・・??どうゆう事・・?」
『私の世界では、ここは【銀魂】とゆう漫画の世界。いわゆる二次元の世界なんです。
主人公は、万事屋の坂田銀時。真選組も含め、銀チャンを取り巻く世界を題材にした漫画の世界…』
沖「おいおい・・・んなバカな;」
土「あの万事屋が主人公だァ?!そんなウソくせぇ話誰が信じ…」
近「トシ、総悟… 最後まで聞こうじゃないか。」
土「チッ…」
『……信じられないのも無理はないと思います。
だって当事者の私ですらまだ信じらんないんだから…。』
沖「で、仮にその話を信じたとして、一体アンタはどうやってこの世界に来たってゆーんですかィ」
『―・・正直、分かりません。
元々向こうの世界では、私は大の【銀魂】ファンでした。大好きな漫画で…。
いつも寝る前にベットで漫画を読みながら眠るんです。
そして、ここに来る直前もそうでした。
一度寝かけて、でも途中目が覚めて、同じ銀魂好きの友達とメールのやり取りをした後、また眠りました。そして気づいたらここに…』
沈黙が
静寂が痛い…
まるで、信じられないと空気自体が言っているようだ。
・・・・・・。
近「にわかには信じられんが、美羽さんが嘘を言ってるとも思えん…」
沖「確かにそうですねィ…」
土「しかし、そんな夢みたいな話簡単に信じられるわけねぇだろ」
(やっぱそうだよなァ…信じらんないよね…。
私が異世界の人間だって証拠は無―・・)
・・・・・。
・・・・・。
『あァァァァァ!!!!!』
近・土・沖「?!!」
沖「…今度は何なんでィ#」
『ちょ、ちょっと待ってて!!』
美羽はそう言うと、バタバタと部屋を出て行った。
そして早々にあるものを抱え戻ってきて、テーブルの上にバサッと置いた。
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