L'Arc〜en〜Ciel's dream.
□ぼくときみ
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なつみ5歳
ken18歳
『おじゃましまぁ〜すぅ。kenちゃーん!なつみと遊んでぇ〜?』
「おぉ〜!なつみ今日も来たかぁっ、宿題もうちょいやから、ちょお、まっとってぇーな。」
『はぁ〜い。がんばってねぇっ!でも、はやくしてねぇ?』
「なんやそれ(笑)」
静かに待っとってくれてたらえぇねんけどなぁ…
なつみは俺のベッドをトランポリンかなんかだと思ってるみたいやなぁ〜。
いっつもピョンピョンジャンプして、飽きたら俺の部屋に置いてあるなつみが大好きなくまのプー〇んの大きな縫いぐるみ相手に話を始めて疲れてコロンと横になって。
いつしか…あぁ。ホラまた。
『スースーッ…』
「遊んでぇって言うといて、一人ではしゃいで一人で寝ちゃうんだもんなぁ…まだまだちびっこやな。」
まだ細くてサラサラとした髪を優しく撫でる。
毎日俺んちに来て、ねぇちゃんじゃなく、俺に遊べって言う。歳の離れた本当の妹みたいで、ホンマにかわえぇ。
しばらくすると…
『う…んっ…』
あ、起きた。
「おはようさん。なつみちゃん?(笑)」
『kenちゃーん!おべんきょおわったの〜?』
目をキラキラさせて俺をみるなつみ。
無邪気で純粋な瞳。
なつみが彼氏出来た!って言う日が来たら、ken君泣いてまうで!!
『kenちゃーんっ!』
『kenちゃん?』
『keーnーちゃーん!!』
「んっ?あーごめん、なんや?」
『あたしねぇ〜、大きくなったらkenちゃんのお嫁さんになるんだよ〜っ!ねぇ、いいかなぁ〜?どぉ?どぉ?』
ニッコニコの笑顔のなつみ。
ま、なつみが違う男と結婚とか、付き合うとか…全然まだ考えられへんけどいやや。
「ん〜えぇで!なつみ、俺の事好きぃ?」
『だぁ〜いすきやでっ!』