L'Arc〜en〜Ciel's dream.

□はりぃくりすます。
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もうすぐクリスマスかぁ。


去年も一昨年もhydeとは仕事の関係で一緒に過ごせなかったな…









私が親が海外で仕事出店するらしく、ひとり日本に残された年。



父はホテル経営をはじめ、飲食店、アパレル店…いろいろやっているみたい。
母はそんな忙しい父を心配し、海外へついていった。



高校入学と同時に心配だからって、セキュリティ万全の超がつくくらいの高級マンションに住まされた。


部屋は一フロア2部屋。




隣…っていっても玄関は50mくらい離れてるけど、宝井さんという方だった。




挨拶に行くとそっけなく、よろしく。とだけ言った。



きっと、高校生なのに…と怪しんだのだろう。





私がこの隣人をhydeと気付くのはそれから随分たってから。





毎年、10月末から11月にかけて長い風邪をひいてしまう。




その年も例年通り風邪をひいた。
起き上がるのもつらく2〜3日外に出れなかった…。



そしたら、隣人の宝井さんが来たらしく、チャイムを5回ほど押した。

私はヨロヨロと玄関に向かうも、ノブに手をかけ、開けようとしたが…熱が高いらしく、へたりこんでしまった。





ガチャッ




ノブの動きを見てか、ドアが開いた。







「ちょっ!なつみちゃん!大丈夫か…しっかりせぇ…」





hydeはこの時、沢山詰め込まれた郵便ポストをみて、不振に思い、訪ねてくれたらしい。





この時看病してくれた事がきっかけで、1年生の冬、私達は付き合う事になった。


歳の差は感じることもなく、仕事で不定期な休みや、不規則な時間の帰宅、出勤を不思議に思い、私はhydeがL'Arc〜en〜Cielのボーカルであると知る。
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