傍にいることが優しさなら
□黄泉への案内人
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ブロロロロ‥‥
広い荒野の中を西に向かって進む一台の鉄の車があった
『ふあぁ、ねっむい‥‥。』
未散は定位置である後部の手すりに座り(後ろに予備のタイヤがあるため落ちないのです)大胆な欠伸を漏らす。
プシュ、ゴクゴク…
浄「んだよ、冷えてねぇよ。
オイ未散、そっちのビール取れ。」
『嫌。』
缶ビールが冷えていなかったことに愚痴る悟浄はの未散近くにある冷えたビールを要求する、が、案の定間髪入れずに却下せれてしまった。
浄「んだよ‥‥悟空。とれ。」
と、いっても素直に聞くはずもなく、
空「それぐらいテメェでとれ !!」
浄「ったく、てめぇらそれが歳上に向かって言う言葉かー?!」
『二十歳過ぎてっからってえらくもなんともないんだよ。』
空「そーだそーだ!!」
浄「なにぃ!??」
食ってかかる未散と悟空に三蔵はまたかよ、と言う顔で呆れている
『あーあー羨ましいねぇ!!』
空「偉いよ偉い!あんたは偉いよ!!」
痺れを切らした三蔵は青筋を立てながら声を発する
三「おい。」
浄「お前らゴタゴタいってんじゃねぇーよ!」
空「御託並べてんのはそっちだろ?!!」
『ゴタゴタうるせーんだよ、このエロ河童!!』
三「おいお前ら静かにできんのか、遠足じゃねーんだぞ!」
きょとーん
一斉に目を丸くする喧嘩組
八「え?違うんですか?」
八戒は首を傾げながら笑顔で言う。
『似たようなもんじゃないの?』
三「似たようなもんか。」
そんなことをいいながら走る白龍に乗って走る先には街。
久しぶりにベッドへ泊まれるようだ。
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