傍にいることが優しさなら

□遥かなる西へ
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??「西だ!」

太陽の様な綺麗な金髪の男が西にある夕焼けのたいようを指さす。


その男の名前は三蔵。
第31代唐亜玄奘三蔵法師という最高層のお坊さん。


??「西に美味いもんいっぱいあるかな?!なぁなぁ!!」
??「うっせーんだよ、この馬鹿猿!」


前者の比較的小柄で元気な少年は孫悟空。
茶髪で金晴眼を持つ少年。

一方後者は沙悟浄。ワインレッドの瞳と髪が印象的ななんだかアダルトな男。

ギャーギャーと口論する二人の仲裁に入っている片眼鏡を右目に付けている男は猪八戒。
優しげな笑顔が印象的な人だ。





ガウンガウン!!!





三「うるせぇ!!てめぇら殺されてぇか!!!」

久しぶりの三蔵の銃乱射。


久しぶりに見るこの光景はなんだか懐かしくて笑えてくる。

と、同時に意識が遠のき、目の前が霧が掛かった様に白くなっていく。



『(終わりか。)』



酷く冷静な頭で不意にそう思ったのを最後に私の意識は完全に無くなっていった。






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