人が増えたと思ったら今度は人が降ってきた!?・文

□第6説
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女性陣がプリクラを撮りに行っているとき、男性陣は何をしていたのかというと…


「そうだ、折角だからガードゲーム、しませんか?それなら皆様出来るとおもうので」


そういいながら、クレスとアレルをみる。
世界が違えどトランプは世界万国共通なので、彼らも頷く。

この人数なのでババ抜き何てものをしてしまったらすぐ終わってしまう。
どうしたものかと思っているとポーカーという意見が出た。


「ポーカーの、ルールが分からないのですが…」

「何、問題ない。私が教えてやろう!」

「…すみませんが、他の方、お願いできますか?」

「俺が教えてやる。暁もわからないだろ、多分」

「悪い」


暁は島に住んでいたためわからない。
柏原もそういう環境にいたわけではないので、ルールを知らないということで、玄武に教えてもらうことにした。
十六夜はしょぼんとした顔をしていたが見事にスルーされていた。


「僕達もポーカーはやったことないんだよね。」

「ないな…」

「へぇ…ないのか」


ポーカーをやったことがないというアレル達を意外そうな目でみる朱雀。
それをやるほど暇ではないらしい。


「まずルールからだな」


五十三枚のカードがあり、それを表向きにして五枚ずつ配っていく。
残ったものは真ん中におくんだ。

これは賭け事だから普通はベット、チェック、コール、レイズというのがあるんだが、俺たちの場合これは必要ないから説明は省かせてもらう。

手元のカードから要らないカードを棄てたらその枚数分、積み札から引いていくんだ。

これを二回繰返し、自分の手札を公表し、一番強いペアを持っていたものが勝ちだ。

次にそのペアだ。
これは一般に役と言うんだ。
一番弱い順に言っていくが、口だけでは分からないと思うから実際にトランプを使って説明していく。

まずワンペア。
これは五枚のうち同じ数字のカードが一組あるときだ。

次にツーペア。
これは同じ数字のカードが二組あるとき。

スリーカード。
同じ数字のカードが三組あるとき。

そして次はストレートだ。
これはマークに関係なく五つの数字が連続して揃うとおきる。
因みに、0-J-Q-K-Aはストレートとなるが、Q-K-A-2-3はストレートにならないんだ。
すなわち、KとAは連続するが、K-A-2含むものはストレートにはならない。
これは覚えておけよ。

次にフラッシュ
これは同じマークが五枚揃うとおきる。

これはフルハウス。
ワンペアとスリーカードができることだ。

フォーカード。
同じ数字のカードが四組できるとこだ。

ストレートフラッシュ。
同じマーク、同じ数字が五枚連続することだ。

ロイヤルフラッシュ。
同じマークの10,J,Q,K,Aを揃えることだ。

最後にファイブカード。
同じ数字のカード四枚とジョーカーを揃えることだ。


「一通りの説明はした。後は自分がどのようにやっていくかが、問題だ。」

「ひとつ聞いてもいいですか?」

「なんだ?」

「例えば、二人が同じ役を作ってしまった場合、どうするんですか?」

「あぁ、それは、役を構成する数字が強い方が上だ。A,K・・・2の順だ。」

「なるほど…」


他の物も理解したようで、やる気満々だった。


「やるならやるで、二組に分けなければ。」

「そうだなー…」


玄武が紙を取りだし、どうするか決めていった。

1.アレル、相模、暁、青龍、朱雀
2.クレス、十六夜、柏原、玄武、白虎

という、組み合わせになった。
とても、異様な光景だ。


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