人が増えたと思ったら今度は人が降ってきた!?・文
□第2説
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やっと一日の学校生活が終了し、家に帰ってきた。
もう9月になったとは言えまだ暑い。
早くシャワーを浴びたいと思いながら玄関のドアを開けると、明らか玄武たちの声ではないものが聞こえた。
人の声なのだが愛那は聞いたことがなかった。
足元を見ればたくさんの靴がある。
綺麗に並べてあるものやバラバラに散らばっているもの。
ちゃんと並べて欲しいと暑さのせいでもあるが、イラついていた。
『ちょっt「おーい!牛乳買ってきたぞぉ!ついでにお菓子も!」…え?』
「ちょっとどいてくれるか?」
『あ、すいませn…ちがう!』
「な、なんなのだ?」
謝りながら端に寄ったが彼女が退く必要はないのだ。
なぜなら、牛乳を買ってきた、首に赤いマフラーを巻いていて銀髪の男は見知らぬ男性のなのだから。
『あんた誰!?』
「お前こそ誰だ?」
『私はこの家の主よ!』
「おぉ!ではお前が愛那か!俺は十z「十六夜?何をしているんだ?」玄武!」
十六夜が帰ってきたのになかなか入ってこないので何かあったのかと玄関を覗くようにして声をかけてきた。
しかし次の瞬間彼のすぐ後ろの愛那に気づく。
「愛那っ!帰ってきてたんだな。おかえり」
『た、ただいま。あのさ…』
「なんだ?」
『…こいつだれ?つか何でこんなに靴あんの?』
「あぁ、コイツか?こいつはさっき知りあったんだ」
玄武の発言にどういうことだ、と聞き返す。
とりあえずリビングへ行こうと誤魔化された感があり納得がいかないが、このままここにいるのもと思い、玄武に着いていく。
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