戦国BASARA

□織田ノ凶器 〜伊達目線〜
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「うちには忍がいないのによくこんな情報手に入れたな」

若い男が正座している者に向かって言った 王様よろしく「褒めてつかわすぞ」とでも言いそうだ

彼は伊達政宗。 奥州を若くしておさめている。右目には眼帯が付いており、兜には月のシンボルマークがある 武装も青と 結構目立つ色である まぁ 赤の方が目立つが

「Hun…でも 海外から物を…って言っても、武器とかじゃないんだろ?どうせ弱小の織田のことだ しょうもねぇ物じゃねぇのか?」

明らかに 織田を見下すような口調で言った それに対し、部下はこう答える

「…確かに そうですが…」

実際 織田は現在 今で言う滋賀県のあたりしか持っていない。かなり弱小だ

「でも油断はできませんよ…」

「HA!あんな小さな国に殺られる馬鹿がどこにいるか」

部下を押し倒す勢いで笑い飛ばす 部下は苦々しく笑った

と そこへ 誰か入ってきた

音を立てず 扉を開けて入ってきたのは伊達の副将…

片倉小十郎だ。

「政宗様、この者の言うとおり 織田は危険に近いかと」

「Ah?ぬかしてんじゃねぇ」

「…織田は今は弱小とはいえ、今は色々こそこそと何か行っている模様… 警戒されたほうがいいかと」

「…で こそこそ何をやってるんだ?」

「それは…まだ情報がありませぬが 織田は周辺国の民を数名ばかり殺した…とか」

政宗は少々黙りこんだ

「…何のために…まさか 力を見せつけるためか?」

「それは定かではないでしょうが…」

部下はおろおろとし 決断したのか 2人の邪魔にならぬよう 扉から抜けていった

「でも数人だろ?そんなことでビビる奴なんかどこにいるんだよ」

「…しかし 民の命が…」
 

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