*main
□Thank you!
1ページ/5ページ
「銀さーん、銀さんいるー?」
私は銀さんの家兼万事屋のドアに向かって叫んだ。
「おーう、ちょっと待ってろー。」
中から銀さんの声が聞こえる。
あ、いるんだ、と少し安心。
ガラガラッ
「綾音、どした?」
出てきた銀さんに尋ねられる。
「いや、近くまで用事があったからね…。ついでに寄ってみた!」
「ついで…ねぇ……。」
「ん?」
「や、なんでもねぇ。」
私は頭にハテナマークを浮かべたまま、銀さんはずこずこと中へ入っていく。
私もいそいで後を追った。