SPECIAL
□2007,5,9 長男BIRTHDAYｼﾘｰｽﾞ
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DO I LOVE HIM...?
最初は、沈黙を紛らわすための他愛ない話題やと思てた。
「なー横山くん」
『ん？』
「もし僕が実は３月生まれでしたーって言うたらどうする？」
『…あ、そう。て感じ』
「じゃあもし僕が実はむっちゃ勉強できる子やったら？」
『…うせやん、て思う。』
「…じゃあもし僕が実は横山くんの弟でしたーって言うたら？」
『お兄ちゃんって呼ばせる。』
内のもしもの問い掛けが続く。
「じゃあもし僕が実は女の子でしたーって言ったら？」
『脱がせて確かめる。』
「じゃあもし、」
『ちょお待て、何やねん！さっきから、「もし、
…僕が横山くんのこと好きやって言うたら？」
笑って、もうええっちゅーねん、って言おうとしたのに。
そんな空気じゃなくなった。
内が、一瞬真面目な顔をしたから。
『…なん、やねん』
「もしもの話。初めのやつから全部、嘘。」
さらっと言う内。
ちょっとホッとした俺。
でもなぜかちょっと残念やった俺。
今度こそ笑ってツッコんでやろうとした、
『なんじゃそりゃ、』
「でも、
最後のだけはほんまの、実は、やで」
、のに。
笑えへんやんけ。
じっと、俺を見る内。
目が離せん。
俺は、どうしたらええ…？
DO I LOVE HIM...?
End
2007.6.10