碓×ミサ☆小説


□就活!
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「暑い…」



美咲はギラギラと照りつける太陽の下、汗を拭きながら歩いた。

慣れないスーツが身体を締め付け、余計に体力を奪う。

あと1社、面接を受けたら今日は終わりだ。

その後は珍しく外で碓氷と待ち合わせしていた。



「ミーサちゃん、お待たせ!」

待ち合わせ場所のカフェに上機嫌で碓氷は現れた。

彼もまたスーツ姿だ。

「碓氷はどう?就活の方…」

「んー?3社内定をもらって、あと最終面接まで2社決まったよ。」

「お前って奴は…全く羨ましいよ。」

ハァァと美咲はため息を吐いた。

「だけど、どうして急に外で待ち合わせにしたんだ。」

「ミサちゃんのスーツ姿を街の中で見てみたかったんだ!」

トロンととろけるような笑顔を浮かべた。

「メイド服もイイけど、スーツ姿もすっげぇ萌える!」

うっとりと美咲に見惚れた。

「碓氷はスーツも良く似合うよ。」

「だけど、執事みたいだろ。」

「確かに!」

頭から足先まで見回して、美咲はクスクスと笑った。



ファミレスで夕食を取ったあと、碓氷のマンションに向かった。

「美咲、あんまり元気無いね。」

玄関に入るなり、碓氷は抱きしめチュッと美咲の額に口付けた。

「ああ…」

美咲は碓氷の胸に顔を埋めた。

「なかなか最終面接まで行かなくて…」

「とりあえず、一緒にお風呂に入ろうよ。」

碓氷は美咲のスーツを脱がせていった。



シャワーの湯温を確かめて、美咲の身体に掛けてやる。

なかなか笑顔に戻らない。

石けんを泡立て、両手で美咲の身体中に塗りたくる。

くすぐったいのか、美咲が少し笑った。

「美咲、結果を焦ること無いよ。」

「しかし、アレだな。何というか、面接で落ちると人格を否定された気持ちになるな。」

乳房を弄ると、石けんでいつもより滑りがいい。

「あ……ん。」

美咲は甘く喘いだ。

「美咲がダメな訳じゃ無いよ。その会社と縁が無かっただけさ。」

背中をさすり、腹をさすり、また乳房を弄る。

美咲は碓氷の与える快楽に眼を閉じ酔いしれた。

「何なら、俺のところに永久就職すれば?」

「それは嫌だ!私はバリバリ働きたいんだ!」

美咲はハッと目を開けた。

「イイよ、ミサちゃんはそう来なくっちゃ!」

碓氷はクスクス笑った。

「たくみ…もう欲しい…」

大きく固くなった碓氷の身体を右手で握りしめ、美咲は前後に揺すった。

口に含んで舌を絡めると、碓氷は小さく呻いた。

「美咲…待って…」

まだ石けんまみれの彼女を後ろ向きにし、手を壁に付かせ尻を突き出させた。

中に自分を押し込むとゆっくり腰を揺らし、刺激しながらシャワーを浴びせ洗い流した。

「たくみ…あっあっ…もっと強く……!」

美咲は仰け反り、碓氷にねだった。

「待って…もうすぐだから…」

左手で後ろから乳房を激しく揉み、右手で美咲と繋がった場所の周りを弄り指で更に刺激した。

美咲の腰がガクガクと揺れた。

「ハァっ!た…たくみ…すごい!気持ちイイ!あっあぁっあっんあぁっ!」

絶頂に達した美咲は耐え切れず、崩れ落ちそうになる。

「もっとイかせてやる!」

碓氷は自分を抜き取ると、シャワーを止め、タオルで美咲を拭い抱き上げ運んだ。

ベッドまで待ちきれず、ソファーに寝かせて美咲に覆い被さった。

「たくみ…あぁっ!あぁっ!」

美咲は碓氷の背中に爪を食い込ませ、彼と同時に絶頂を迎えた。



疲れたのか、美咲はそのまま寝入ってしまった。

「無理しないで、俺の内定だけ受ければいいのに…」



碓氷は美咲に毛布を掛け、寝顔をトロンと見つめ続けた。




☆END☆


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