碓×ミサ☆小説
□いつまでもどこまでも
1ページ/1ページ
久しぶりのメイド・ラテ。
「すみません。勝手なシフトを入れて…」
美咲はメイド姿に着替えると、真っ先に店長のさつきに謝った。
「いいのよ。いつでも来てちょうだい!」
さつきは優しく微笑んだ。
他の仲間達も今まで通り接してくれた。
「ミサちゃんは大学に行くことに決めたのね。」
休憩時間になり、エリカも来てさつきも交えて話をした。
「はい。高校を卒業して就職しようかと悩んだんですが、母が大学に行くよう勧めてくれて…。もちろん母に経済的な負担は掛けられないので、奨学金を貰う予定です。」
「大学に行ったら、バイトは変えるの?」
「良ければ、ここで続けさせてもらえますか?」
「もちろんよ!ミサちゃんファンのご主人様達もみんなお待ちかねなのよ!」
「ありがとうございます!」
美咲は頭を下げた。
仕事が終わり裏口から出ると、碓氷が待ち侘びていた。
「待たせてごめん。スタッフルームに居てくれて良かったのに。」
「今来たばっかりなんだ。」
馴れた手付きで美咲と腕を組み歩き出した。
確かにいつものように身体は冷え切っていない。
「碓氷、今までどこにいたんだ?」
美咲は立ち止まり碓氷をきょとんと見上げた。
碓氷は目を細め、顔を赤らめ美咲を見返した。
「今日泊まっていける?」
「ああ、大丈夫だ…碓氷、私の質問に答えてないぞ。」
美咲が促したが、碓氷は黙ってまた歩き出した。
空腹だという碓氷が簡単な夕食を作り、美咲もお裾分けをもらって二人で食べた。
食器を洗い片付けている途中から、碓氷は我慢出来ずに美咲の身体を撫で回した。
台所のシンクに掴まり、制服のスカートをめくられ下着を取り去られると、美咲は碓氷に後ろから繋がれ喘ぎ声を上げた。
腰を押し付けながら、碓氷はリボンを外しシャツを脱がせ、キャミソールもブラも剥ぎ取った。
「たくみ…どうしたの?急ぎすぎ…」
美咲は碓氷に問いかけた。
「別に?いつもと同じだよ。ミサちゃんが早く欲しいだけ。」
美咲の丸い尻を押さえ、グイグイと刺激を与えた。
「あっ…あぁっ!」
美咲はよろけそうになりながら快感に身を震わせた。
一度果てると碓氷は美咲から全ての衣服を取り去り、お姫様抱っこした。
「お風呂に行こ♪」
バスルームに美咲を運び、バスタブに湯を張って中に入った。
美咲は碓氷の腕の中に身を任せた。
「たくみ…一人で何を抱え込んでいるんだ?」
碓氷はふっと息を飲んだ。
「…俺、イギリスに行くことになった。今日碓氷の本家に行って決まったんだ。」
「…いつ行くの?」
「卒業したらね。一度は断ったけど、兄貴の具合が良くないらしい…」
美咲はぎゅっと碓氷にしがみついた。
「大丈夫。一生離れる訳じゃない。美咲と別れたりしない。」
放心する美咲を抱え、身体を拭いてやり、ベッドまで運んだ。
身体を重ねると舌を差し入れ思い切りかき混ぜた。
乳房を揉み、舌で舐めて乳首を吸った。
「美咲…感じない?」
碓氷の頭を抱いたまま、無言でいる美咲を気遣った。
舌を這わせ、太ももを割り、秘裂を舐めた。
「んっ…あぁっ!」
美咲はようやく喘ぎ声を上げた。
いつもより大人しいが潤いは十分な秘裂に、碓氷は自らを繋げた。
腰を揺らし刺激を与えても、美咲はまだ顔を隠すように手で覆ったままだった。
碓氷はそっとその手を外した。
美咲の目から涙が次々と零れていた。
「俺は美咲と別れたりしない。」
「た…くみ…」
「いつだって、美咲を守ってやるから。」
美咲は答える代わりに碓氷の背中にしがみついた。
「俺を信じてくれる?」
「信じる…信じてる…」
碓氷はニコリと微笑み、美咲の顔を濡らす涙を吸った。
そして一気に腰を突き上げた。
「あぁっ!たくみっ…たくみっ!」
美咲は抑え切れずに身体をくねらせ声を上げた。
「あぁっあっあっあっ…!」
碓氷は果てたあと、美咲に被さったまま動かずにいた。
「たくみ…離れないで…」
「離れない。離さない…絶対美咲の元に帰ってくる…」
唇を合わせると、また深くキスを繰り返した。
☆END☆
H23.09.19UP