碓×ミサ☆小説
□インザベッドルーム
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早朝の5時。
ふと碓氷は目を覚ます。
腕の中には眠る美咲……
薄く開いた唇が可愛くて指でなぞり、唇を重ねる。
「起きたらまた慌てるんだろーなー。」
昨夜は「帰る!」と言い張る美咲を押し倒し、激しく求めた結果、そのまま朝まで眠ってしまったのだ。
目を覚ましたら、美咲は大急ぎで自分の家に帰り、着替えを済ませ学校道具を揃えて登校するだろう。
「ウチに荷物を置いておけばいーのに……」
それにしても、と碓氷は思う。
このままではさすがに無理がある。
碓氷は決意した。
「ミーサちゃん♪」
授業が終わり、帰ろうとする美咲は呼び止められた。
「碓氷、何の用だ?」
ご機嫌な碓氷に美咲は焦る。
「それって彼氏に言う言葉?」
碓氷はため息を吐いた。
「買い物があるから付き合って!」
「どこに行くんだ?」
「いーからいーから!」
嬉しそうに背中を押し、碓氷は美咲を連れ去った。
街の中心部から少し離れた場所にある家具センターにやってきた。
「ここで何を買うんだ?」
「ベッドだよ♪」
「えっ、えぇー?」
「美咲も選んで♪」
「だったらこんな制服姿で来なくてもいいだろ!?」
「大丈夫だよー!俺達二人が×××(ピー)の為にベッドを買うなんて誰も思わないから。」
「碓氷のアホーっ!」
美咲は青くなったり赤くなったりして怒った。
「ソファーで寝るのも良いけど、さすがに寝返りも打てないから、この際ベッドを買おうと思ってさ♪」
「それもそうだな…て言うか、お前は昨日眠れたのか?」
「んー?美咲の寝顔見ながらもう一回襲おうか考えてるうちに眠っちゃったよ♪」
赤くなった美咲の手を握り、碓氷はクスリと笑った。
ベッドコーナーには目移りする数の商品が並んでいる。
「うわっ!フワフワだな!」
美咲は腰掛けたベッドの上で嬉しそうにピョンピョンと揺れた。
「いつもより奥までイけそうだね♪」
「お、お前はまた恥ずかしいことを言うな!」
美咲は爆発するように真っ赤に染まった。
あれこれ試して碓氷はまだ迷っていた。
「キングサイズにしようかなー?」
「これ一台で私の部屋が埋まりそうだ…」
美咲は現実に直面してどんよりとした。
「美咲を抱いたまま眠るから、少しくらい狭くても良いけど、子供が出来たら川の字で寝れるね♪」
瞳をキラキラさせ、碓氷は微笑んだ。
「いくら何でも気が早いだろ?」
美咲は顔をひきつらせながら笑った。
結局、スプリングの具合が気に入ったクイーンサイズのベッドを買い、1週間後のお届けとなった。
「これからは少しぐらい暴れても落ちなくて済むね♪」
「お前は何がしたいんだ?」
美咲はあわあわと口を歪めた。
ベッドが届く当日、碓氷は授業が終わると同時に美咲を捕まえ家に連れ帰った。
寝具を敷いて整えると、新品のベッドは光り輝いてみえた。
「さっそく、しよ♪」
碓氷は抱きついた。
「まだ夜になったばかりだろ?」
抵抗しつつも、美咲は碓氷のなすがままになった。
着ている服をお互いで取り去り、ベッドの上で身体を重ねた。
キスをしただけで、フワフワと身体が包まれ心地良い。
「たくみ…凄く気持ちいい…」
美咲の喘ぎに碓氷は身体を熱くした。
「もっと気持ち良くなろーね♪」
碓氷は乳房を頬張り、舌で刺激しながら、手のひらを腹に這わせて弄った。
美咲が揺れるたびに振動が碓氷の芯を硬くしていく。
太ももを掴み、開くとそこには碓氷を待ち侘びて濡れる美咲の入り口が露わになる。
碓氷は舌を這わせ、湿り気を促した。
「あっ…あぁ…たくみ…凄く気持ちいい…」
いつもより、美咲の声に艶がある。
舌を外して変わりに指を挿れ刺激を加えると、美咲はたまらず喘ぎ揺れる。
「あん、あっ…あぁ…んっ、んっ、んっ…」
「美咲、いつもよりエッチだね♪」
「たくみも感じて…」
美咲は自らキスを求めて腕を伸ばし、碓氷の身体を引き寄せた。
お互いの舌を絡ませ、指を奥深く差し入れグイグイと動かすと、美咲は仰け反り絶頂に達した。
「今夜は何度でもイかせてあげる。」
碓氷が美咲の耳元で囁くと、美咲はいやいやと首を横に振った。
「やだ…指じゃやだ…たくみじゃないと…」
「いいよ、すぐにイかせるから。」
碓氷は口に四角の袋を加えて破り、中の物を自分に被せると美咲の中に押し込んだ。
「美咲…可愛い…大好きだよ…」
「あぁ、あっ、あっ、あーっ!たくみっ!イイっ!凄いっ!あっあっあっあっ…たくみ!」
今までに無いほど、美咲は身体を震わせ、悦楽に喘ぎ、碓氷の背中にしがみついた。
碓氷は更に激しく身体を揺らし、二人は揃って絶頂を迎えた。
「今度はダイニングテーブルが欲しいな。」
身体を重ねたまま、碓氷は囁いた。