碓×ミサ☆小説


□告白は止まらない
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放課後の図書室。

美咲はさくら、しず子と共に勉強をしていた。

「さくらさん、少しは集中してください!」

静子が声を潜めて叱った。

「だってぇー…」

さくらは尖らせた上唇と鼻の間にペンを挟んで不満そうに窓の外に目をやった。

「ねっ?あれ、碓氷君よ?」

美咲はハッと顔を上げ、さくらの指差す先を見た。

碓氷と、背の低い巻き毛で派手な女の子が立っていた。

「あの子、男子が良く騒いでる1年生の子だわ!」

恋愛話には真剣なさくらが囁いた。

「告白でもされてるんですかね?」

しず子の眼鏡がキラリと光った。

「最近、碓氷君に告白する子が増えたよ!美咲と恋人宣言したのに!」

「そ、そうなのか?」

美咲は焦った。

碓氷からは一言もそんな話は聞いていない。

悶々としながら、目の前の参考書を睨みつけた。



下校時間を過ぎて、図書室をあとにした。

廊下の片隅から女の子のすすり泣く声と宥める声がした。

「仕方ないよ。碓氷さん彼女いるんだし…」

「どうして?鮎沢さんのどこがいいの!」

自分の名前を出されて美咲はドキリとした。

「美咲ぃ…気にしちゃダメだよ!」

さくらが腕にしがみついた。



昇降口に着くと、碓氷が待ちわびていた。

「私に何か用か?」

「下駄箱にまだ靴があったから待っていたんだ。一緒に帰ろう。」

「そ、そうか…」

先ほどの場面が頭を過ぎり、美咲は口ごもった。

「美咲、また来週ね♪」

「あぁ、またな!」

さくらとしず子は手を振って先に帰っていった。



「どうしたの?元気無いね?」

「いや、何でもない…」

二人はしばらく黙ったまま歩いた。

「やっぱり変だよ鮎沢。何かあった?」

「…碓氷が女の子に告白されているところを見たんだ。」

「そんなの前からしょっちゅうでしょ?いつも女の子を泣かすな!って怒られてたじゃん?」

「今日も断ったのか?」

「当たり前だよ?俺の彼女は鮎沢なんだから。」

碓氷はそっと美咲の手を握った。

「何か不満でもあるの?」

「…碓氷は私のどこがいいんだ?」

「全部だよ♪」

美咲は真っ赤になった。

「もっと具体的な方がイイ?例えば、キスの時トロンとなる目が可愛いとか、エッチの時に感じると積極的になるところとか…」

「違う!そんなことじゃなくて!」

「俺がどれだけ美咲が好きか分かってないなんて、おしおきするよ?」



マンションに着くと、碓氷は後ろから美咲を抱き締めた。

右手で制服の上から身体を撫で回し、左手で美咲の頭を抱きしめ耳たぶを甘噛みした。

頬を寄せ、向かい合うと唇を重ねて舌で掻き回した。

「…んっ…んっ…たくみっ!」

「どーして俺の気持ち分かってないの?」

「違う…!」

「抱いている間、ずっと美咲に告白しようか?」

碓氷はシャツもブラも剥ぎ取った。

「好きだ…美咲が好きだ…」

舌で首筋から胸を舐め回し、乳房を揉み上げた。

「たくみっ…あっ…!」

「そんな可愛い顔を見せるの俺の前だけだね♪」

「あ、当たり前だ!」

「凄く可愛いよ…」

乳房を舐め、スカートを脱がせ、下着も取り去った。

「何も着てない美咲が一番好きだ♪」

「変態めーっ!」

美咲はジタバタと碓氷の唇から逃れようと暴れた。

「ねぇ、美咲こそ、俺のどこが好きなの?」

「そ、それは…?」

「どこ?」

「えーっ?」

美咲は真っ赤になって、碓氷の胸に顔を隠した。

「どこなんて、わからない。私が私でなくなるくらい、お前に乱されるんだ…」

「もっと乱れさせてあげる…」

碓氷は膨らんだ自分に膜を被せ仰向けになった。

「おいで…」

美咲の腰を掴み、自分の身体を埋め込むと、ぐいぐいと突き上げた。

「あっ…あん、んっんっんー!たくみっ!好きっ…好きだっ!」

美咲は仰け反り自ら腰を振った。

二人を繋ぐ物がクチュクチュと音を立てた。

乳房を揺らし快感に身を震わせる美咲を、トロンとした表情で碓氷は見つめた。

「可愛い…綺麗だ…誰にも渡さない…」

「私…私は…あっ…あっ…たくみだけのものだ…!」

美咲は絶頂に達すると、碓氷の上に脱力して倒れ込んだ。

ハァハァと荒い息をする美咲にチュッチュッとキスしながら、碓氷は優しく身体を撫でた。

「美咲、学校でもっとイチャイチャしたいんだ。」

「ば、バカを言うな!恥ずかしいだろ!」

「いーじゃん!こんなに愛し合ってるんだからぁ♪」

碓氷はニコニコと笑った。

「お前、私を困らせて面白いのかっ!?」

「困ってる美咲も好きだよ!!」

「やめろー!!」

美咲は抵抗も虚しく、いつものように碓氷に組み敷かれ、舌で舐めあげられ再び嬌声をあげた。




☆END☆


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