流れ行く風のように
□take5
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私達は"45番"とかかれた木の傍に船を止めて降りた。
[着く前から見えていたけど近くで見るとまた不思議だね♪]
シャボン玉が地面からでているなんて♪
と目の前でシャボン玉が現れたのを見て言う。
「船長、まずはコーティングを頼みに行きましょう」
「それに関してはオレがいい職人がいるって情報を得てるんで案内します!」
そう言って歩き出したルーカスの後に着いていった。
歩いて数十分後、私達がたどり着いたのは"シャッキー's ぼったくりBAR"と看板に書かれた店だった。
[ぼったくりBARね〜]
「おいルーカス、本当にここで合ってんのか?」
「ああ本当だ!間違いない!」
[まぁとりあえず入ってみようよ]
カランカラン、
[こんにちは〜]
扉を開けながら言うと「いらっしゃい」とバーカウンターに座っていた見た目若い女の人が言い返した。
[あなたがシャッキーさん?]
「そう言うあなた達はエリフィアちゃんのフリーダム海賊団ね?」
私達に近付いて来ながら言うシャッキーさんに私は頷き、
[うん、私達はコーティングをお願いしたいんだけどシャッキーさんがしてくれるの?]
と言った私に手を横に振って、
「コーティングをするのは私の主人よ、だけど彼は生憎半年ほどここに戻ってきていないのよ」
まぁ適当に女作って遊んでるだろうからその内帰ってくると思うけどね。
と平然と言うシャッキーさん。
[じゃあ今は依頼は引き受けていないと?]
「そう言うことになるわね」
ごめんなさいね?
と謝るシャッキーさんに[気にしないでください]と言うと扉の方へ向き、
[では、また来させて貰いますね?]
「ええ、待ってるわ」
と笑みを浮かべて言うシャッキーさんに笑い返して私達はBARを後にした。