TVXQ Poem
□狂い咲き
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変わらない日々…
機械のように与えられた仕事をこなしていくだけ。
変わったのは俺達の心…
青い冷たい炎が燃えているだけ。
互いに好きという気持ちは変わらないのに…
悪戯に過ぎていく日々が、無かったはずの壁を作ってしまった…
それが悲しくて…
ひとり車を走らせながら窓を介して外を見る。
ふっと視界に入ったのは、音もなく降り続く雪とあまりにも不釣り合いな薄ピンク色の花弁。
すでに五分咲きのそれは冷たい雪にも負けず、咲き誇っていた。
季節外れに花を開かせてしまった桜…
春にそれはまた咲くのだろうか…
わからない…
そうだ…誰にも結末などわからない…
宛てもなく走らせていた車をUターンさせ、徐々に熱を取り戻した恋心を胸に走った。
向かうのは恋人のもと…
季節外れに咲いた桜のように、季節外れに火のついた恋心…
行ってどうなるかなんて分からないから、会いに行くんだ。
もしも、あの時みたいに愛し合えたら…
桜は満開になるよね…
END