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□拒否権はあげないよ
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『ふむふむ…』
「で、此処を…」
皆さん、お久しぶりです。
舞原妃那です!!
今何をしているかというと、勘ちゃんと兵助の長屋で課題をやっています。え?誰の?もちろん私の←。
兵助はスパルタなんだよね。
だけど何故かこう…さっき告白されてから凄い優しくなってる気がする。
「…おい、舞原聞いてるのか?」
『ん、え、あ…ももも、もちろん!』
「?」
やばい…凄い今更なんだが、緊張してきた。な、なんだ、いつもならこんな至近距離どうもないのに…なんだか、動機が激しいしおまけに頭がクラクラしてきた!!///
「あ、おい、舞原大丈夫か!?」
『う…ん、平気。』
「真っ赤な顔して何言ってんだバカ!ほら早く医務室n「俺が連れてく。」
え?勘右衛門…」
「今の今まで妃那ちゃんひとりじめしてたんだし…良いよね?」
いやいや、一人占めって…。兵助は私の課題をてつだ…じゃなくて、解き方を教えてくれてただけだよ勘ちゃん。
「…さ、行こう。」
『え、あ…うん。』
咄嗟に手を引かれる。私は何も言わずに勘ちゃんの後に着く。…振り向いて兵助を見やればコチラを見て泣きそうな顔をしていた。
『兵助…』
「…行って来いよ。」
ヒラヒラと兵助が手を振ってきたので私も振り返すと兵助はふにゃりと笑った。なんだか私の胸はほっこりとした温かい気持ちになった。
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