title２
□好きな人って、誰？
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『雷蔵くん、こんにちは』
「あ、妃那ちゃん。こんにちは」
ニッコリと笑う雷蔵くんを見て心も自然と穏やかな気持ちになる。あ〜、癒しよのぅ…。
「今日も図書室へ本を借りに来たの？」
『う、うん！』
「そっかぁ、本当妃那ちゃんって本好きだよね〜」
『ま、まぁね！！ｗ』
違う、違うのよ雷蔵くん！
本当は…
本当は、雷蔵くんに会いたいから図書室へ通ってるだけ！！しかも、雷蔵くんがカウンター当番の日を把握して…。
あぁ、何これ私ストーカーじゃん！！
「…っと、はい。期限までに返してね（ﾆｺﾘ」
『うん！ありがとうっｗ』
私は雷蔵くんから本を受け取り、自分の部屋へと戻ろうとした。
しかし―…
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