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□世界一の幸せ者
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二枚余った、という単語に骸は異常なほどに反応を見せた。
俺は疑問に思ったものの、尋ねる事もなく遊園地へ向かった。
「着いたな骸」
「そうですね」
「で、まず何から乗るんだ?」
遊園地に来る、と決めていたものの、何を乗るか決めていなかった俺たちは途方に暮れていた。
「…そうですね」
「骸、答えになっていない」
「…すみません。じゃあ、ジェットコースター乗りませんか?」
いきなりジェットコースターというのもアレだと思ったけど、進まないから、俺たちはジェットコースター乗り場へと走った。