短編
□旧拍手置場
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声の主を確認しようと志摩が振り返ると、
志「綾ちゃんやないですか!ちょうどええとこにきはりましたわ!」
後ろを振り向いたら同じ塾生で志摩がひそかに片思い中の綾がいた。
綾『何がちょうどい……あぁ、虫?』
と扉の下あたりを指さす綾
志「そうなんよ!綾ちゃん手つないでくれへん?綾ちゃんが手つないでくれたら、俺、この苦難乗り越えられるわ!一生のお願いや!」
と言い、涙目で必死にお願いする 志摩
綾『いいよ、人が困ってるのは見捨てておけないしね!』
といい志摩の手を握る綾
志「助かりますわ……!ほんにええ子ですわ、綾ちゃん」
と志摩が言う
綾『いい子なんかじゃないよ、私は』