ぬらり
□妹、夢を見る
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うちの庭のしだれ桜―――
おかしいわね―――
春は………もうとっくに過ぎているはずなのに
しだれ桜をみると 枝のところに誰かが座っている
あれは………
桜『…………私?』
桜『さて はじめましょうか』
右手に大きい盃をもち左手で妖銘酒「桜」を盃にいれる
桜『う…重い…』
いれすぎたかしら
桜『…奥義 明鏡止水 桜!!』
バサバサバサと鳥がにげる
桜『やっ………きゃあっ…!!』
成功したかとおもったらこぼれただけでそのまま池に落ちてしまう
桜『あわわ…!………はあ やっぱり昼じゃ無理なのかしら……』
黒田「桜様!大丈夫ですか!?」
といい黒田坊が走りよってくる
桜『大丈夫よ よいしょ…』
池からあがる
黒田「桜様すぐにお着替え下さい!そのままではまたお体の具合が悪く……」
桜『大丈夫よ!私に出来ることはこれしかないのよ……』
私に出来ることは少ない
組や妖怪のことを知る他にはこうやって技を練習することしかできない