ぬらり

□魑魅魍魎の主の妹
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かつて人は妖怪を畏れた

その妖怪の先頭に立ち百鬼夜行を率いる男

人々はその者を妖怪の総大将―――あるいはこう呼んだ

魑魅魍魎の主ぬらりひょんと――




関東平野のとある町浮世絵町――

そこには人々に今も畏れられる「極道一家」があるという―

つらら「若ー姫ー 若様ー――姫様ー――」

キョロキョロと二人を捜し回る雪女

桜『雪女 何かよう?』
コホコホと咳をしながら言う桜

つらら「あ 桜様! ここにいらっしゃいましたか!ダメですよ勝手にぬけだしちゃ!まだお体の具合よくないんですから!」

桜『もう 大丈夫 それよりリクオならあそこにいるよ』

つらら「え?あら そんなところで…どうされました?」

うーん うーん とうずくまりうめいているリクオ

「リクオ様!?おなか痛ですか!?ど どうしましょ…え」

タタタタ とリクオにかけよる雪女

『雪女 近づかないほうがいいとおも「うわっ!?」…だからいったのに……』

雪女はリクオのいたずらで吊されてしまっている

リクオ「やった!妖怪ゲットォ〜」

つらら「えっ?えっ?ええーーーー?」
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