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sss、短い会話、小ネタ。
にょた、下ネタ、微グロ、裏以外は何でもあるフリーダム!←
◆火黒 

スイートマジック

2/14
放課後の校内はどことなく浮わついた空気。
女子はそわそわ落ち着かない。
そう今日はホワイトデー。
先月の大イベント"バレンタインデー"のお返しが貰えるか、だ。

先月ほどではないにしろ、甘い空気にうんざりしながら帰る者
その空気にしっかり乗っかって両手にお菓子いっぱいの者。
部活も終わっただろう夕暮れに、ホワイトデーをしっかり楽しんでいる者がここバスケ部にもいた。

まだ明かりの灯る体育館には二つの人影があった。
まだバスケ部員で体育館が賑わっていた時だ。
バスケ部の紅一点の監督はバレンタインのお返しに、とお菓子やものをいろいろもらっていた。
そのお返しに嬉しそうにスキップして監督や部員達が帰ったのが数分前。

頭のなかで数分前の出来事を思い出しつつ火神大我は本日何本目かのシュートを放った。
火神と一緒に居残り練習をしていた黒子テツヤは本日何本目かのシュートを外した。
「お前、ホントパス以外マジで下手だな」

「…うるさいです」

火神の全くデリカシーのない発言に不機嫌そうに黒子はそっぽを向く。
すると、悪かったと素直に謝る火神にすぐ黒子も機嫌を戻したが。

居残り練習に誘ったのは火神だった。
初めは彼らの先輩数人も残ろうとしていた。
が、何かを察したらしい主将によって一年二人のみが残る、という奇妙だが誠凜ではお馴染みの光景になった。
帰り際にじゃあなーと手をふる主将に火神と黒子二人は深々と頭を下げれずにはいられなかった。

シュートを放ったところでキリがついたのか火神はボールはそのまま、コートにドカッとすわった。
その横に二つドリンクを持つ黒子がちょこんと座る。
思った以上に汗をかいている黒子に火神がタオルをなげると黒子はドリンクを渡す。

「どうもです。」

「オゥ、俺もドリンクサンキューな」

これまた部活でお馴染みのやりとりだ。
タオルごと黒子の髪をやや乱暴に撫でると、どこから出したのか大きめの包みを黒子に渡す。
それを黒子は不思議そうに受けとる。

「ありがとうございます…、あのこれは?」

「あぁ、バレンタインの仕返しだよ」

仕返しじゃなくてお返しですね…と黒子は心のなかでツッコミをいれた。
開けてみていいですか?と聞く黒子に火神は好きにしろと返す。顔が赤いところを見ると照れてるようだ。

黒子がちょうど座布団ぐらいの包みを開くと中には、赤色のTシャツと白のリストバンドと店で売っていそうなブラウニーの入った小さい包みが入っていた。

「こんなにたくさん…」

「…気に入らねぇか?」

目を見開く黒子に火神は贈ったものが気に入らなかったのかと勘違い。…実際は驚いたからなのだが。
そんな火神に黒子はすぐ否定する。

「いえ、…ありがとうございます」

「オゥ…」

嬉しいです…と無意識に上目使いで見上げる黒子に火神はまた照れたように頬をかく。
でも…と黒子は続ける。

「どうしてこんなにたくさん?それに僕はバレンタインに大したものは…」

「ホワイトデーはバレンタインの3倍返しなんだろ?おめぇのチョコうまかったし」

黒子はバレンタインに手作りの生チョコを贈った。
初めて作ったせいか形は歪で所々固かったり…と少々見た目は良いものとは言えなかった。
火神は気にせずうまいうまいとバクバクと食べていたが…

黒子がそんなことを考えていると、火神はバレンタインチョコサンキューなとニカッと笑顔になる。
その笑顔に黒子も納得というか安心したのか包みを握りにこりと微笑み返す。

「…お前さ、それわざとやってる?」

「はい?」

黒子が微笑み返す…という火神にとっては反則な手に思わず呟く火神。
聞こえなかったのか首を傾げる黒子に何でもないと返す。

「今度からそれ来て泊まりに来いよ」

「はい、そうします。」

普段無表情に近い黒子は嬉しそうに微笑み、火神はそれを見て嬉しそうにするというなんとも甘い連鎖が起こる。

手作りのブラウニーを美味しそうに食べる黒子が火神にも食べさせ、二人して口に食べカスをつけて可笑しくて笑い合う。

さっきより日の落ちた外に二人の笑い声だけがやけに幸せそうに響いていた。

ー甘い甘いおかしな魔法


あかん失敗した、スランプまだぬけれないです(´・ω・`)
ホワイトデー…

2013/03/14(Thu) 00:52 

◆木日 

きっと素晴らしいプレゼント持って…

街中にクリスマスの楽しげな音楽が流れる。

今日は12月25日、クリスマスだ。

歩く通りは賑やかで、たくさんの人々は寄り添い笑い幸せそうだ。
並ぶ建物はどこもかしこもMerry Christmasの文字が輝いている。

そんなクリスマス真っ只中の街中を木吉と二人で歩いていた。

木吉に誘われて…というか強引に街中に連れ出された。
寒いなか、暖かいマフラーとジャンパーに身を包んで出かけた。
寒がりと昨日ふった雪のおかげで、ポケットから手が出せない。

そんな状態で、隣の木吉はやたらと嬉しそうだった。
前ではしゃぐ子供と同じぐらいに、良い笑顔をしている。
その笑顔のせいで、寒いという文句も奥に引っ込んでしまった。
やっぱり、またあいつにかなわない。
それに甘んじる自分が一番困る。
それだけあいつが…

「クリスマスだなー、日向」

つらつらと考えていると、ふいに木吉が声をかける。

「そうだな…」

ぼんやりと、イルミネーションがちらつく店をバッグに木吉を見上げる。
街中を行く足どりはゆっくり、景色を楽しむように歩く。
ふいに木吉が立ち止まった。

「サンタクロースは来るだろうか」

立ち止まったまま、そう言った。
…何をいってるんだ
見上げた横顔は、遠くを見るようなどこか子供っぽい表情だった。

「お前、まだ信じてるのかよ」

サンタが来るなんて
小さい頃はおそらく俺も信じていた。
だってクリスマスの朝は必ず枕元にプレゼントが置いてあったから。

「信じたらダメなのか?」

えーとさらにそんなことを言う。
その顔が先ほどよりもずっと幼く見えて思わず笑ってしまった。

「なに笑ってるんだよ、日向」

「いや、別に」

不満そうな木吉に半分まだ笑ったままで適当に返す。
また歩き出したゆっくりな足どりで木吉が何か思い付いたようにこちらを見た。

なら、と木吉が口を開く

「日向がプレゼント贈ってくれよ」

見上げた顔はやっぱりまた子供っぽい。
なんで俺がと言うと、今年は日向がサンタだ!と真顔で言い切った。
バカじゃないのか

「やるにしても俺そんなに小遣いねーよ…」
高校生の持てる金額なんてせいぜい限られている。
買えたとしても、そんなに高いものは無理だ。

「日向」

「?なんだよ」

「だから日向」

さっきの真顔のまま、木吉が俺の顔を覗きこむ。ちょっ近いって
意味が分からないまま、首を傾げる。
すると目をしっかりと合わせたまま、だからと続けた

「日向がいい。プレゼント」

言われた言葉にしばし考える…つまり俺をプレゼントにほしいと、
…考えなければ良かった。

みるみるうちに顔に熱が集まるのが分かる。
こちらを見ている木吉も気付いたようで、照れてるのかとだらしなく顔を歪ませる。
「…別に照れてねぇ」

否定する部分は間違えた気がするが、混乱した頭で言えたのはそれだけだった。
相変わらず顔は熱いままだ。

見上げた木吉の顔は、もういつものあいつの顔だった。
何か言う前に、俺の家に行こうと腕を引っ張られる。

何も言わずに腕を引かれるままついていくがもう答えはあいつにも分かっているのだろう。

クリスマスのイルミネーションと軽快な音楽の溢れる街中。
自分の腕を包む木吉の大きな手は優しく、子供体温の暖かい手がとても心地良かった。


クリスマスを君と
ー家に帰ればサンタは君に



メリークリスマス!
けっこうギリギリだけど間に合ったよ!

2012/12/25(Tue) 23:47 

◆火黒 

今、脳裏に浮かぶのはあなたの優しい笑顔でしょう

隣にいる君の温もりを感じながら目を瞑ると思い出すのは温かなあの日々。
手を繋いで
頬をよせて
ありきたりな愛の言葉、繰り返して
時にはけんかして
次の日には二人同時に謝って
口づけを交わして
ひとつ布団の中眠って
朝起きて赤い顔でおはよう、と言って
抱き合って温もりを感じて

今、脳裏に浮かんだのは君との温かな日々。

あの時、それをこえる幸せなんてないと思っていた。

でもほら、感じるのはあの時今以上の温かさ。

君だから、でしょう。

あなたが大好きです。

昨日、君が僕に言ってくれたように僕も同じなんです。

今、あなたに花束を送りましょう。
色とりどりの花を綺麗に包んで。

傍らに大好きを包んで。


愛をこめて花束を



難しいよぉ!

2012/12/25(Tue) 14:08 

◆火黒 

あ、雪だ。

歩いていた街中で、たくさんの人混みのなか誰かかそう小さく呟いた。

赤髪の青年は、少し曇った空を仰いだ。
つられたように水色の髪のどことなく儚い少年も空を見上げた。

薄暗い空からは、真っ白な雪がふわりふわりと落ちてくる。

水色の少年が、落ちてくる雪を手にのせ「初雪ですね」と隣の赤の青年に言う。
その顔は、寒さのせいか少し赤くなり少し嬉しそう。
赤の青年が水色を見つめもう一度雪空を見上げ、そうだなと水色の肩を抱く。

水色の少年が赤の青年に身を預け、赤の青年は水色をよりいっそう引寄せる。
そして顔を見合わせて、にっこりとあるいは恥ずかしげに笑う。

周りの人混みは彼らには関係ないかのように、幸せそうに佇む二人の姿がそこにあった。


とある雪の日
ー明日はきっと真っ白な場所で


――
久々に書いたからなんだこれ(^q^)
この間雪が降ったので…結構な雪が(^p^)
因みに二人がいちゃついてるのは街中で人混みです。
とりあえず公衆の面前でなにやってんだって話ですね

2012/12/11(Tue) 23:00 

◆Happy Hallowen!! 

「ハッピーハロウィンです。火神くん」

「…そうだな」

ふわふわの耳と尻尾、おまけに牙までつけた狼男の格好の火神と、なんとも可愛らしい黒ずくめにフードをかぶった魔女の姿の黒子。

「お菓子をくれなきゃ悪戯させていただきます。」

ドンッと片手に魔女のほうきをもったまま、逆の手で木カゴをつきだす黒子。

今日はいつもと違う可愛らしい格好の黒子に火神は内心かなり動揺していた。

「ほらよ」

別にこいつのイタズラならされてもいいけどな…と思いつつ、バラバラと飴やチョコや作ったであろうお菓子をカゴに入れる。

甘いもの好きな黒子はカゴを嬉しそうにながめる。黒いフードのしたありがとうございますとお礼を言った。

「その格好どうしたんだ?」

「…中学時代のものです」

中学…あの濃いキャラしかいない中学のものなら…と火神は考えるのをやめたにした。

火神くんは?という返しに、アメリカでの私物と答えた。
アメリカじゃハロウィンは町中が大騒ぎのイベントだ。

「黒子、trick or treat?」

アメリカ育ちのキレイな発音の決まったフレーズ。
イタズラっぽい表情で黒子に呟く火神。

「…火神くんの好きにしてください」

持っていたほうきは音をたてて床に転がる。
フードは深く被ったまま、魔女が狼に甘えるようにすがる。

オオカミ火神が魔女黒子を抱きしめて、たのしい夜のはじまりはじまり。


trick or treat?
ー朝が来るまでおかしなパーティー


――
ハロウィンですねー
お菓子いっぱい貰えました(´▽`)
可愛い火黒を書きたかったのにどうしてこうなった\(^^)/
木日も書きたかったけど時間なかったよ(泣)

2012/10/31(Wed) 17:37 

◆火黒と木日 

※水面下の火黒木日はいつも仲良し!四人組。


風が少し冷たくなってきた秋のある日。
部活休みの休日に黒子と日向がある人物を待っていた。

「寒いですね…」

「寒いな…」

二人ともが寒いと言うと、着込んでいる厚手のコートをきゅっと前で占める。

前日の昼休みに、黒子と日向を含む4人が集まった。
一人が唐突にダブルデートしよう!といいだし、また一人が賛成し二人も従った。

駅前の時計下に10時30分。
早く来すぎた二人はもう20分も前から待っていた。

そう二人が待っているのは火神と木吉だ。

「時間ミスったな…」

「こんなに寒いなんて想定外です」

ぴゅうぴゅうと弱いが冷たい風に、二人は自然と互いに身体を寄せる。
最終的に黒子と日向はぴったりくっついて待つことにした。

「くっつけばまだ暖かいな…」

「そうですね、日向キャプテン暖かいです…」

子供体温、は冬場は便利だと黒子にくっつき日向は思った。

彼氏達が来るまで、あと少し。


くっついて待ち合わせ
ーそれからいつも黒子と日向がくっついて待っているそうな



とくにオチも何も考えずに書いたsss。
テッちゃんと日向先輩がぎゅうぎゅうしてる可愛さを書きたかっただけ(失敗!)

2012/10/20(Sat) 00:50 

◆火+黒 

※警察さんっぽいパロ
※若干注意

パァンッ

顔スレスレの距離を乾いた音が通った。
少し頬に触れたのか血が流れる。

「火神くん!!」

拳銃をぶら下げた警官服の黒子が決死の顔で叫ぶ。
同じく自分も警官服に拳銃は手で構えて相手に向ける。

街中に逃げた殺人鬼。
何人殺したか分からない、仲間の警官も怪我を負わされた。

遭遇、そしてすぐに銃撃戦。

パァンッ

また弾丸が飛んできた。

「火神くん!!」

後ろから今にも泣き出しそうな叫び声が耳に届く。
拳銃を相手に構えて、

黒子だけは絶対傷つけさせない。


緋色の弾丸
ーお前ら悪を無くすのが俺らの使命だ


――
唐突に警官っぽいパロなるものを書いてみたくなった。
で、こうなった。

決死さを書くの難しい…!

2012/10/08(Mon) 19:41 

◆火黒 

不意にぶつかった視線だとか
お昼を一緒に食べたりだとか
クラスが同じで席が近かったり
例えば何かの拍子に手が触れたり

そんな小さなことで、閉じ込めたはずの想いは溢れてしまう。

この幼く拙い恋は…きっと伝わることはない。

君が好きです。

こんな想いを抱いてしまったことは、まるで水中の恋のように苦しくて、


人間になりたい人魚の恋は
ーいっそ人魚だったなら海の泡に消えてしまえるのに


――
悲恋\(^O^)/上手く書けなかった…
火黒意識ですが、別に他CPでも行けると思う。

2012/09/18(Tue) 23:21 

◆火黒 

雨に降られて、冷えた体をあたためるために入っていたお風呂から上がり脱衣室に出る。

タオルで体を拭きながら、火神の用意したらしい着替えを掴んで…若干の違和感。

黒子がその着替えを着てみると、かなり大きいTシャツ。太股まですっぽり隠れるくらいで肩が少しはみ出る。
用意してあるのは下着とそのTシャツだけだった。

とりあえずその格好で黒子は脱衣室を出た。

「黒子、メシ出来てるぞ」

「あの火神くん、このTシャツ…」

「あー、それ俺のな」

どうして?という顔で火神に床をペタペタといわせ近づく黒子。
黒子の纏う赤いTシャツは火神が普段よく着ているものだった。

「オマエの服、この雨でかわいてないんだよ。」

火神の家に住みはじめたばかりの黒子はまだ服をそこまで持ってきていなかった。
それに連日続く雨のせいでその服も乾いていなかった。

「だから悪いけどしばらくオレのでガマンしてくれ」

「そうだったんですね、ありがとうございます。」

納得しました、とにっこり黒子が笑う。
火神が美味しそうな食事の並ぶテーブルに手招きし、二人きりの賑やかな夕飯の時間が始まった。


ぶかぶかのTシャツ
ーその格好はけっこう反則だけど


――
黒子が火神くんTシャツを着ていたら私が萌えます。
ぶかぶかなTシャツ来てる黒子は可愛いと思います。
同居シリーズ的なもの、でした

2012/09/16(Sun) 23:48 

◆青黒 

※帝光中時代

ナイッシュ!
黒子のパスしたボールを青峰が受けとり、そのまま豪快にダンクを決めた。

ブロックを試みた相手をものともせずにハデな音が体育館に響いた。

「青峰くん、ナイスシュートです」

「おう!テツもナイスパス!」

ダンクを決めた青峰に走りよる黒子。
互いに笑い合い、拳がカチリと交わる。
その一連を見ていた黄瀬が二人に話しかける。

「ホント、青峰っちと黒子っち息ピッタリっスね!」
スゴイっス!と心から尊敬した顔で、二人に笑いかけた。

その光景はいつものこと。
青峰の言う言葉もいつもと同じ。

「そりゃあ、テツは俺の影だからな!」

その言葉に、そうっスね!と何故か嬉しそうに笑う黄瀬。
黒子も嬉しそうに微笑む。

まだ何も失わずに笑っていたあの頃。

幸せに二人はただ。


それは優しい未来予想図
ー離れるなんて思ってもいなかった


――
何故かシリアス落ちになった。
帝光中時代は青峰くんがピュア。
そして黄瀬くんがすごくわんこ、青峰を尊敬し黒子っちを可愛がるいいこ。
帝光中時代の黒子可愛い!…けど切ない(´・ω・`)

2012/09/16(Sun) 23:33 

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